これからの人工知能の話をしよう

これからの
人工知能の話をしよう

〜哲学者クロサキのAI論〜

講師:黒崎政男(東京女子大学)
場所日時未定

 人工知能。Artificial Intelligence(通称、AI)。それは学習、判断、推論などの高度な知的機能を有するコンピュータ・システムの総称です。チェス・囲碁・将棋などの分野で人工知能が人間を圧倒したことや、接客を行う自律型ロボットPepperをソフトバンクが開発したことなどが大きなニュースとなり、今多くの人がこの分野に期待を寄せていることと思います。

 

 「人間のようなロボット、アンドロイドが完成するのはもうすぐではないか!?」

 そのように考える人は多いでしょう。
 ですが本当にそうでしょうか?
 人工知能研究にはいまだ解決できていない技術的問題が多く残っており、状況をそこまで楽観視することはできません。実をいうと、そうした問題は元をたどれば〈人間〉及び〈知能〉の捉え方によるところが非常に大きく、人工知能問題を考えていくうえで人文系の視点はなくてはならないものなのです。それゆえに、本講演会では人間に代わりうる人工知能は誕生するのか、について哲学的に考察していくことを主な目的とします。そしてその議論を踏まえて、人工知能は今後、社会や人間の在り方をどのように変えていくのかについても考察していきます。

 哲学と聞くと、なんだか難しそうだなあという印象を受ける方も多いと思いますが、そんなことはありません! 哲学とはすなわち、考える学問。私たちが日常的にやっていることと何も変わらないのです。ですから敬遠なさらずに、ぜひお越しくださいませ。人工知能の基本的情報も最初に丁寧に解説しますので、専門知識のない方でも大歓迎です! 一緒に人工知能問題について考えていきましょう。

黒崎政男

東京女子大学人文学科哲学専攻教授。
1954年仙台市生まれ。東京大学大学院博士課程(哲学)満期修了。専門はカント哲学。人工知能、電子マスコミ、カオス、生命倫理など現代的諸問題を哲学の角度から解明している。
著書に『デジタルを哲学する』、『カント『純粋理性批判』入門』、『哲学者クロサキの哲学超入門』ほか多数。