四学部合同公開講義
~新時代を生きる君たちへ~

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企画情報

団体名 一橋祭運営委員会
企画日時 24日 13:10〜15:30
企画場所 西本館31教室
企画形態 講演会企画
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企画概要

毎年恒例、一橋大学の商学部・経済学部・法学部・社会学部の先生方による公開講義です。今年は、現代社会を生きる私たちにとって身近な「情報」をテーマに、各学部25分ずつの生講義をお届けします!
四学部の講義を気軽に、一度に聞くことができるチャンス。大学や学部選びに迷っている高校生にも、一橋大学のアカデミックさに触れてみたい方にもおすすめです。
あなたも、文系最高峰の学びを体験してみませんか?

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講師紹介

ご出演いただく先生方にインタビューを行いました。
受験生へのメッセージもございます!受験生の皆様は是非参考にしてみてください。

〇商学部 西野和美先生

~プロフィール~
一橋大学経営管理研究科准教授。一橋大学商学部卒業、一橋大学大学院商学研究科博士課程修了。専門は経営戦略論、技術経営論。

Q.今回のご講義について教えてください。
A.「情報が企業の競争力を決める」
近年の好業績企業の共通項は「情報を上手く活用していること」と言えるでしょう。情報をいかに収集し、処理し、新商品や新サービスに具現化出来るか。この違いが企業の競争力、つまりライバル企業よりも多くの顧客を集め多くの収益を得ること、につながります。公開講義ではその概要についてお話しします。

Q.先生が授業で気を付けていらっしゃることはありますか?
A.「実学」としての経営学は、皆さんの周囲と関連づけられればより興味深いものになりますし、「技術」は文系の学生であっても大変面白いものになります。私の授業では、企業経営や製品開発の事例を多く取り入れることで、経営理論が腑に落ちるだけでなく、企業経営や技術を考えることが楽しくなるような授業を心がけています。

Q.おすすめの本を教えてください。
A.西野和美『自走するビジネスモデル 勝ち続ける企業の仕組みと工夫』日本経済新聞出版社、2015年
皆さんがよく使うコンビニやスマホなど、便利なサービスや商品を提供してくれる企業には、その背後にそれを可能にする仕事の仕組み(ビジネスモデル)が存在しています。どのようにその仕組みを設計し、そこに関わる人々を動かしていき、より一層良いサービスや商品を継続的に出し続けていくのか。この本では、それら一連のプロセスについて説明を行っています。

Q.最後に、受験生へのメッセージをお願いします。
A.皆さんは、将来をどのように思い描いていますか?グローバルに活躍したい、自らビジネスを興したい、産業・企業の牽引役になりたい、地域に貢献したい等、それら将来を実現するために必要な能力を伸ばし知識を得るための場を商学部は提供します。ぜひ、チャレンジしてください。

〇経済学部 塩路悦朗先生

~プロフィール~
一橋大学経済学研究科教授。東京大学経済学部卒業、イェール大学経済学部博士課程修了。専門はマクロ経済学。

Q.今回のご講義について教えてください。
A.「人手不足とテクノ失業の間で―若者の未来は明るいのか、暗いのか?」 最近ちまたでは、人手不足で若い働き手は引っ張りだこのように言われています。その一方ではロボットが人間の職を奪うという話もよく聞きます。若い皆さんの将来は明るいのか暗いのか、考えてみたいと思います。

Q.先生が授業で気を付けていらっしゃることはありますか?
A.経済学は数式を多く使うことはよく知られるようになりましたが、私の授業では数式を解くことに留まるのではなく、なぜその数式を使うのか、数式やその解の裏にある経済学的な考え方やものの見方は何なのかを、できるだけ伝えるように心がけています。

Q.おすすめの本を教えてください。
A.学部の入門となる本:一橋大学経済学部編『教養としての経済学』2013年有斐閣
高校生や大学新入生に「経済学ってどんな学問だろう」「どんなものの考え方をするんだろう」「何がわかるようになるんだろう」といったことを伝えたくて、当時の経済学部教員陣が力を合わせて書き上げました。
 マクロ経済学への入り口となる本:吉川洋『高度成長―日本を変えた6000日』2012年中公文庫(もとの単行本は1997年読売新聞社)=経済の在り方が私たちの生活をときには短い間に(この場合、6000日で!)すっかり変えてしまう力のすごさを、ぜひ実感してください。

Q.最後に、受験生へのメッセージをお願いします。
A.いまの若い皆さんは、本当に大変ですね。知的な能力もですが、基礎体力とか、折れない心とか、逆境に耐える粘り強さとか、周りに流されず自分の目標に向かう芯の強さとかもぜひ身に着けてください。

〇法学部 土井翼先生

~プロフィール~
一橋大学法学研究科講師。東京大学法学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科専門職課程修了。専門は行政法学、公法学。

Q.今回のご講義について教えてください。
A.「AIによる行政決定と公法学の課題」
近時の情報技術の飛躍的発展により実装されつつあるAIによる行政決定(例:保育所のマッチング)を題材に,それが三権分立や法の支配といった(義務教育でも学習するような)基本原理にいかなる課題をもたらすのかについてお話しする予定です。

Q.先生が授業で気を付けていらっしゃることはありますか?
A.自分が学生の頃を思い返すと,受講してよかったと思う講義は,手取り足取り分かりやすく噛み砕いた講義ではなく,担当の先生がご自身の学問の最前線から語られる講義だったように思います。私も微力ながら,講義分野の基礎から現在の学問の最先端までの積み重なりを提示するように心がけています。

Q.おすすめの本を教えてください。
A.①木庭顕『誰のために法は生まれた』(朝日出版社,2018年)
法学を勉強したことがない人に。ギリシャ・ローマの古典や『近松物語』,『自転車泥棒』などの名作映画の鑑賞を通じて,法や政治という営みが何のために作りだされたものであったのか(自分以外の全員から追いつめられた「最後の一人」を守るためのものであったこと)を考えていく著作です。著者と中高生との対話篇なので親しみやすいと思います。
②山本隆司『行政上の主観法と法関係』(有斐閣,2000年)
行政法学をもっと真剣に勉強してみたいと思った人に。前世紀末に刊行された本書は,権利と義務(主観法),法関係という観点から行政法を分析し,日本の行政法学の一つの頂点をなす業績です。刊行から約20年が経ちますが,今日の最先端の問題を考察する端緒が既にここに示されていたということは少なくなく,一貫した緻密な思考を展開することの重要性を知ることができます。

Q.最後に、受験生へのメッセージをお願いします。
A.一橋大学に進学したいと思う理由は皆さんそれぞれ異なると思いますが,学問をしたいという理由をおもちの方は,この公開講座に参加されると,一橋が本当に進学に値する大学か否かを判断する材料にはなるかもしれません。皆さんの参加をお待ちしています。

〇社会学部 多田治先生

~プロフィール~
一橋大学社会学研究科教授。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は社会学、歴史研究、社会理論、観光研究など。

Q.今回のご講義について教えてください。
A.「情報・知識が社会をつくる」(仮)
大まかにいえば、社会の現実の半分は、頭のなかの世界、つまり主観です。今日、インターネットやスマホ、SNSが広まり、主観を重んじる傾向はますます強まっています。観光や万博などユニークな事例を挙げつつ、情報・知識と現実の循環を社会学的に語ります。

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