東京入り 



 私は試験日が2月22日の早稲田大学社会科学部の一般入試も受験したので、2月21日に新幹線で東京入りしました。1泊目の21日は試験会場である早大早稲田キャンパスに近い大塚のビジネスホテルに泊まりました。地方生で早慶を受験するとなると2月上旬から上京することもあるかと思いますが、行き来で疲れることもありますし、一度上京したらよほど試験日の間隔が開いていない限りは東京にとどまった方がいいかもしれません。そうでない場合は、ホテルでは勉強しづらいこともあるので、ギリギリまで慣れた環境で勉強する方が無難です。ただ、飛行機など、使う交通機関次第では雪の影響などもあるかもしれませんので、さまざまな場合に備えてプランを立てておきましょう。
 早大の試験終了後の22日から一橋の二次試験終了の26日までは、国分寺のウィークリーマンションに泊まりました。23日から25日にかけては母親が来てくれて、下宿先の部屋探しをしてくれました。合格前予約ができる不動産屋もあるので有効活用すると良いと思います。知っている人がいるだけで安心できたので、保護者や友人に一緒に泊まってもらうのがおすすめです。宿泊先では勉強に集中できなかったので、通っていた某大手塾の立川校の自習室で勉強をしていました。
 私は沖縄出身なのですが、東京に叔母が住んでいたことと、私大併願で慶應義塾大学経済学部の受験を予定していたため、2月の10日ごろから29日までずっと東京にいました。叔母が住んでいたのが高円寺で、慶應受験の際の移動は電車に乗ったことがなかったこともあり少し大変でしたが、一橋の受験では、時間に余裕を持って試験1時間前に着くことができました。また東京にいる間、寝る場所を提供してくれただけでなく、ご飯や洗濯などすべて叔母が面倒を見てくれたのも、ストレスフリーな受験ができたことにつながりました。とても感謝しています。そうして受験を終えたあとは後期の勉強……と言いたいところでしたが、実際は解放感の中、少し東京の観光をしていました(笑)


 試験前日・当日の過ごし方 



 前日の夕方に下見に行くと、受験番号ごとに試験会場の建物が書かれた掲示がもうすでにあったので確認しました。体育会の人が応援の冊子とカイロをくれただけでなく、試験場となる建物の前まで案内してくれました。
 1日目前夜は不安でいっぱいでしたが、ここまできたらコンディションを整えるだけだと切り替えて、1日目の科目である国語と数学の復習を少しして、23時ぐらいに寝ました。湯船に浸かるとリラックスでき、また体も温まるのでおすすめです。
 さあ、1日目。国分寺に泊まっていたので、中央線に乗って国立へ向かいます。特段電車の遅れなどもなく安心しました。開門時間から少し経ったぐらいに大学に到着し、東生協で復習しながら開場を待ちました。地方生だと昼食を現地調達しなくてはならないので、僕は前日の夜にコンビニでおにぎりとコーヒー、ラムネなどを購入しておきました。当日の国立駅周辺のコンビニは混雑していたのでよかったです。
 1日目の夜は数学が全然できなかったこともあり、最悪の精神状態でしたが、社学志望である以上2日目の英語と地歴でまだ挽回できると信じて、英語のリスニングや高校の先生に添削してもらった日本史の過去問を復習し、この日も23時ごろに寝ました。
 勝負の2日目。この日も中央線は遅れず、ひとまず安心。国分寺から国立だと通勤ラッシュとは逆方向なので超満員!というような感じではなさそうでした。この朝がチェックアウトだったので、荷物を持って国立まで行き、駅のコインロッカーに預けました。1日目と同じような時間に大学に着き、東生協で開場を待ちました。地方生の保護者なのでしょうか、キャリーバックを持った大人も散見されました。なんとか試験も終了。英語のリスニングや日本史の大問1の手ごたえが全然なかったので、落ちた……と思って一橋を後にしました。
 国立駅で荷物を回収し、東京駅へ向かいました。帰りの新幹線や飛行機は試験終了から数時間遅いものが良いと思います。もし試験開始が遅れた場合、乗る予定の列車や便に乗れない可能性があるからです。また予定通りの時間に終われば、その時間で少し東京観光するのも良いかもしれません。私は東京駅で夕食を食べて新幹線に乗りました。落ちた気しかしなかったので帰りの新幹線では泣きました。新横浜から乗ってきて前に座った受験終わりと思われる親子に2、3回ガン見されました。
 前日は、もう特にやることも思いつかなかったので、一橋大学の下見に行きました。そして国立のスタバで過去問を開きながら勉強しようとしたのですが、実際は周りにいる受験生の様子が気になりすぎて、まったく手につきませんでした。また夜は、眠れるアロマを焚いたり、ホットアイマスクをしたりもしたのですが、いつもと違うことをしてしまったのが逆効果だったのか全然眠れず、結局睡眠時間は1〜2時間程度だったと思います。ですが、当日の朝は特に問題なく起きることができました。朝食を取ったあとお風呂に入りながら好きな音楽を流して、士気を高めてから試験会場へ向かいました。試験開始1時間前には大学に着きました。珍しいタイプだと思いますが、前日はあんなに緊張していたのに、当日になってみると緊張感はまったくなく、むしろ楽しみで仕方ないという感じでした。わくわくしながら国語の問題を開いたことを覚えています。
 1日目の試験の出来はそこそこ、という感じでした。試験終了後、適当にご飯を済ませてから、親や友人とひたすら電話をしていました。この日は前日と違い、長い時間ぐっすりと眠ることができました。2日目もまた1時間前ぐらいには着き、国立のカフェで開門時間まで時間をつぶしました。実はこの日は、併願先である慶応義塾大学の試験結果が出る日でした。周りの人からは受験が終わってから見たほうが良いと散々言われてはいましたが、結果が気になりすぎて、朝10時の発表と同時に結果を見ました。実際、ここで合格していたことで自信と安心を一気に得られて、その後の英語と社会は落ち着いて集中して臨めたので、特に後悔はしていません。そして試験が終わったあとは、同じく東京の国立大学を受験しに来ていた友人と焼き肉を食べに行きました。


 ホテル探し 



 ホテルを選ぶうえで最も大切なのは、大学へのアクセスです。
 中央線は遅延しやすいので、万が一遅延した場合の影響を少なくするため、中央線沿線の駅周辺でホテルを探すのがおすすめです。東京の交通機関を使い慣れていない地方生は、より乗り換えがない方が安心でしょう。国立にはホテルがないので、多くの人が国立の隣駅の立川駅周辺にホテルを取っていたようです。それ以外では八王子や国分寺周辺に泊まる人もいました。
 ホテル選びは早い者勝ちなので、駅近など条件の良い部屋はすぐに埋まってしまいます。夏休みごろに探し始めて予約しておくのが良いでしょう。またアンケートによると、大学生協や予備校が旅行会社経由で用意してくれるパックプランを利用した人もいたようです。
 ホテルの設備・サービスとしては勉強できるような机・椅子、手元のライト、Wi-Fi、朝食、加湿器などがある方が良かったそうです。
 また、センター試験後にホテルの空きが出たこともあったとのこと。その場合はあまり条件の良くない部屋の可能性もありますが、こまめに予約状況をチェックし、より良い条件のホテルを取るのも1つの手でしょう。


 下宿探し 



 多くの人が合格発表後に部屋探しを開始していましたが、新入生を対象としたアンケートではもっと早くから部屋探しをすれば良かったという声が多かったです。二次試験当日には、一橋生協による地方生の保護者向けの住まい探し相談会があるので有効活用すると良いでしょう。この相談会のあとだけでなく、二次試験期間中の国立周辺の不動産会社は混雑するそうです。合格前予約もできる不動産会社もあるそうなので、必要に応じて調べてみてください。ホテルと同様、部屋探しも早い者勝ちですので、希望する家賃・大学からの距離・部屋の設備などをあらかじめ親と話し合っておきましょう。オートロック、バス・トイレ別、二口ガスコンロ、間取り、2階以上などなど条件は人それぞれでしょうし、どれを重視するかで探せる物件も変わってきます。ちなみに私は、あらかじめ伝えておいた条件に合う部屋を母にリストアップしてきてもらいました。気に入った物件があったので、母と合流し、その日のうちに内見をして仮契約までできました。
 また、小平キャンパスにある一橋寮など大学が運営する寮もあり、「知り合いがいなくて不安……」という地方出身者にはおすすめです。一橋寮は国立から少し遠いですが、留学生や先輩とも仲良くなれますし、テレビやエアコン、冷蔵庫などの家電や、ベッドや机などの家具などがある程度取り揃えてあるのが良いところです。興味のある方はぜひ調べてみてください。


地方生Q&A

新入生向けのアンケート回答から地方生が知りたいQ&Aを紹介します。

 地方生の場合は半数以上が付き添いありという結果でした。また、首都圏生で宿泊した場合はほぼ半々といったところでした。知らない土地で慣れないことを1人で全部やるのは大変ですし、精神的にも近しい人がいると心強いです。このグラフにはありませんが、友人と一緒に泊まったという回答もありました。女子で付き添いがいない場合は、女性専用フロアのあるホテルもおすすめとのことでした。

 ほぼ半数の人が国立に住んでいます。続いて一橋寮のある一橋学園駅、そして立川など国立から近い中央線沿線の駅が多いです。谷保、矢川など大学の南側の南武線沿線の回答もありました。大多数の人が大学の徒歩圏内・自転車通学圏内に住んでいるようです。

 家賃は5万円以上6万円未満の人が一番多いです。国立のワンルームや1Kの平均家賃が5.5万円から6万円なのでその価格帯の人が多いのは納得ですね。続いては4万円未満という回答。小平にある一橋寮の月々の負担は3万円ほどだそうで、その寮生が4万円未満に集中していそうです。ちなみに10万円以上というリッチな人も……。
  • 私は11月頃にホテル探しをしたのですが、もうほとんど大学近辺は埋まってしまっていて、中央線沿線ということで新宿駅から徒歩8分のホテルを選んだのですが、そのホテルが歌舞伎町を突っ切った先のホテルでした。受験前日から2泊したのですが、受験前の極限状態のメンタルで毎回歌舞伎町を通過するのは怖いしイライラするし最悪でした。(昼間は騒音、夜は言うまでもなく、そして朝は酔っ払いやゴミの散乱がすごい)駅から何分なのかだけではなく、その周りがどんな様子なのかをきちんと調べることを強く勧めます。そのためには私みたいにホテル選びを引き延ばさずに、選択肢があるうちにチャチャっと決めちゃいましょう。新宿は要注意。

  • ホテルは親御さんが許してくださるなら、できるだけ駅から近い、そしてそこそこ有名で定評のあるホテルが良いと思います。安心感の有無は成果に影響します。

  • 推薦入試の人はかなりギリギリでないと受験可能かもわからなくて不安だと思います。ですが、推薦入試の日程は私大の受験シーズン真っ只中なので、中央線沿いのホテルを前もって予約しておいた方が良いと思います。 加えて今年はコロナ感染の危険性があったので、電車を使わず、実家から親と車で上京し、会場まで車まで行きました。一橋の推薦入試は謎が多いことから前期が本命だったので、推薦では何としてでも感染を防ぐ必要がありました。(二次試験が受けられないなんてことがあったら怖いので)

  • 金銭的余裕があれば、私立大学の中の第一希望のときにもホテルを取ることを強く推奨します。僕は中央大受験時もホテルを取りましたが、そのときまったく寝付けず、自分がマイベット&枕じゃないと寝られない体質だと初めて知りました。そのため、一橋のときはマイシーツとマイ枕をスーツケースに詰めて持っていきました。快眠できました。

  • 夏休み直前に取りましたが安いホテルはもう空き部屋が少なくて苦労しました。特に女子は、試験後は時間も遅いし危ないので駅から近いホテルをおすすめします。特に立川駅周辺は日が沈むと雰囲気が怖かったです。もし1人でホテルに泊まることになるのなら、朝ごはん付きが絶対におすすめです。私は1人で宿泊することになりましたが、朝は緊張しすぎて朝ごはんを自分で考える余裕なんてありませんでした。朝食付きのホテルに泊まれて良かったです。

  • ホテル側に電気スタンドをお願いしました。部屋が暗めだったので頼んで正解でした。

  • 冬は乾燥するので加湿器を設置してもらうと良いです。

  • ホテルは机がある方が良いです。凹みやすい人は親と一緒に来るのをおすすめします。初日の数学で心をやられないように!!

  • キャンセル料が発生するのは直前キャンセルのみなので、早めにホテルを取っておいて大丈夫です。むしろそうしないとなくなります。
  • なんでも早めに。学生マンションは高いけん、なるべくやめとき。

  • 下宿先はマジでちゃんと選びましょう。住んでから後悔します。

  • 僕は二次試験後には合格した自信がなく、合格がわかったあとに東京へ向かい物件探しを始めました。出遅れたと思いましたが、案外良いところも残っていました。早めに取っておくに越したことはないですが、遅れてもそんなに心配しなくていいと思います。

  • 親が協力的なら親に頼んで、自分は勉強に集中。

  • めぼしい物件はすぐに埋まってしまう可能性があるので、なるべく早く動き出した方が良いです!それと、不動産屋は何軒も回るのがいいでしょう。地元の不動産屋は意外といい物件を紹介してくれます。

  • 下宿に関しては自分で探すことをおすすめします。不動産屋曰く親のみで来るケースも多いそうですが、住むのは自分ですし契約までの一連の流れも経験できるので。

  • 下宿選びは自分の目で見ることと、家賃に対するコスパを重視すること。安さだけに釣られて古い住宅を選んでしまうと後々工事が必要だったりして費用がかかるので、国立駅付近の相場としては多少高いですが5万くらいがいいと思います。

  • 6畳でも意外と広いから広さはあまり気にしなくてもいい。

  • 2階以上にするのはもちろんのこと、防犯の面も考え、管理人さんや警備会社などのセキュリティ、オートロックがある場所を選びました。また、トイレ風呂別の物件の方が断然良いです。値段は上がりますが、格段に便利です。

  • 私の寮は、女子と男子でフロアが分かれていてお互い立ち入りできないようになっていますが、女性の方はそういった面も重視して選ぶのが大切だと思います。

  • 駅までのアクセスより、収納とかシンクの広さの方が重要かも。

  • 自炊するならコンロ2口以上は必須です。

  • 絶対に国立に住む方が良い。自分も最初は大学から少し離れた所に住みたいと思っていたが、大学に近いといろいろと便利。後々有難みがわかってくるはず。あとで後悔したくないなら国立に住むべき。

  • 下宿の中には食事を出してくださるところもあるので、食事を作る余裕がない人にはおすすめです!