2022年度後期試験
【第1問】

・長文読解です。時間に余裕がある分、東大英語の第5問と比べても文章量は多く感じました。過去問はあまりやっていませんが、例年と変わらないと思いました。

・全体的に例年通りかやや簡単でした。読みやすく、問題も手をつけやすかったです。配点が高いことを意識して解答にたくさんの要素を詰め込めば、点を落とす部分はないと思います。

【第2問】

・3つの写真を見て、好きなものを選び記述する形式でした。自分の想像を膨らませたストーリーを展開するというよりは、写真の中の情報を漏らさず英文に組み込む必要があると思いました。個人的には諺の意味を答えさせるなどといったお題と比べると易しいと感じたので、確実に点を取ろうと努力しました。

・一橋の英作文は独特なのにほぼ対策をしていなかったので、どのような構成にしたら良いかわかりませんでした。問題文が「絵を説明しろ」という指示だったので、それ以外のことに言及したらダメだと思い絵の説明だけに留めました。しかし、私は入学後の英語のクラス分けで基礎強化クラスになったので、多分発展的な内容にも触れるべきだったのだと思います。

【総評】

・東大英語の時間の無さや難易度、問題形式の多さ、不安定さに慣れていたので、一橋英語は少し余裕を持って取り組むことが出来ました。

・全体的に簡単でした。点を落とす要素はなかったと思います。英作文を厳しめにみて、他に記述でちらほらと落としていることを予想して280/400で計算しました。問題を解きながらこれはいいスタートだなとかんじました。
【第1問】

・指数・対数の性質を利用した整数問題です。変数の条件を自分で設定して範囲を限定し、値の候補を絞っていけば解答となります。ただし絞る過程の整理が難しかったので、個人的にはもっとも差がついた問題だと思います。

・一見難しそうですが、logを取ればただの典型問題です。範囲絞り込みの証明の手順が面倒で、ここでつまづいてしまいました。答えは合っていましたが、0/80点と予想します。

【第2問】

・ベクトル問題ということで一瞬面食らうかもしれませんが、ベクトルの基本性質を理解していれば見覚えのある単純な計算問題に帰着します。完答は十分狙えると思います。

・あまりにも典型的な問題です。計算ミスをしなければ間違えようがありません。自分自身は満点80/80だと予想しています。

【第3問】

・二次関数の最大値を求める問題で、初めのとっかかりが最重要です。問題を正しく理解し、グラフの利用を思いつけばその後解答に迷うことはないと思います。

・問題の意味を読み取ることが出来ればもう迷う場所はありません。数学の問題というより数式の意味を理解できるかどうかを聞かれているだけの問題です。この問題も、自分自身は満点80/80だと予想しています。

【第4問】

・与えられた条件を整理して事象の起こる確率と回数に注目するよくある確率問題です。個人的にはもっとも簡単な問題だと思います。得点源にしましょう。

・確率が苦手な僕でもあっさり手計算で解けました。簡単すぎて逆に問題の読み取りミスをしていないか焦ったくらいです。これも自分自身は満点80/80予想です。

【第5問】

・私は数Ⅲを学習していなかったので3次関数の囲む面積の問題を選びました。恐らく今年一番難しい問題だと思います。ほかの問題の難易度を鑑みて(1)さえ解ければ十分だと思います。

・文系なので文系問題を解きました。(1)は取れました。30/30予想。(2)は計算式は立てることは出来ましたが、かなり煩雑な計算になり途中でミスしてしまいました。0/50予想です。

【総評】

・今年は難しい問題が少なかったため、細かいミスが他の受験生との大きな差となったと思います。時間管理を怠らず、1問ずつ確実に処理していけば高得点が狙えるはずです。

・以上から270/400予想です。英語と共テ合わせて開示とほぼ一致しているのでこれで間違いないと思います。例年よりかなり易化していると感じました。2科目受け終わって合格を確信していましたが、この入試で思ったことは部分点なんかに期待しない方がいいということです。また、受け終わった時はどうせならもっとしっかり点を取りたかったなと感じました。
2021年度後期試験
【第1問】

・5ページにわたる超長文の出題でした。例年通り文章自体の難易度はそれほど高くはありませんでしたが、この量を読み切るには一定の集中力が要されるでしょう。設問は記号問題に加え、和訳と説明問題が記述で出題されました。和訳の小問が3問の出題であり、例年より微増しました。

・いつものように非常に長い長文。前期に受けた大学にもよりますが、この長さの長文を読み慣れている受験生は少ないでしょう。問題の問い方も、日本語訳、説明問題、空所補充の選択肢と空所補充の英単語と、例年通りでした。題材は一貫性がないので、今年も特定の分野の単語を覚えて対策する必要はありませんでした。

【第2問】

・自由英作文の出題でした。示されたことわざの説明が要求されましたが、まずことわざが何を言っているかを正しく捉えることが第一関門でした。その上で、ことわざの意味の話から脱線しすぎないよう論を組み立てる必要があります。なお、この年から語数制限の上限が130語から140語となりました。

・例のごとく3つの題材からどれか1つを選択して書く自由英作文。形式は毎年バラバラで、今年の問題はことわざの説明でした。どの選択肢を選ぶのかも重要ですが、選ぶことに時間をかけたくもありません。

【総評】

・総じて例年通りの出題でした。英作文でことわざの理解が求められるなど多少例年と異なる側面はありましたが、基本的な英語力が問われていることに変わりはなく、過去問との難易度の差もほとんどないと言えるでしょう。

・例年と同様でした。対策している人も多くないはずなので、本当に基礎力勝負になります。あとは長文での集中力の戦いとなるでしょう。
【第1問】

・三角関数と二次関数の融合問題です。条件に惑わされずに文字を絞って行けば、見覚えのある問題になったと思います。とはいえ、とっかかりが難しそうなので差がついた1問なのでは、と感じます。

・三角関数の問題。三角関数の微分を学習してると解き方が増えるので良いでしょう。ただ実際解く時はⅠA・ⅡBの範囲で解いた方が楽そうと思って迷うかもしれません。

【第2問】

・面積を求める問題です。積分の問題でここは得点源になるので落としたくない問題です。計算が多いので、時間をあまりかけすぎずかつ丁寧に解くことが大切です。

・放物線の接線、直線の回転、放物線と直線で囲まれた面積と、題材は単純だが正しく計算できるかが肝です。計算を工夫しないと収拾がつかなくなります。試験本番の焦りを踏まえると差がつく問題のように感じました。

【第3問】

・記号で表されることにより、抽象的な難しめの問題になっています。状況を正しく理解することが必要です。個人的には、部分点をもらえれば十分かなという気がします。

・難しい。5つの大問の中で最難だと思う人は私だけではないはずです。一橋の好きな整数の問題ですが、文字がaとbの二つあって非常に厄介。相加平均と相乗平均の関係のようだが利用できるのでしょうか?どうやって解くのが綺麗なのだろうか……。

【第4問】

・実験して一般項を求めるというよくあるタイプの問題です。これも得点源にしたいです。過去問に似たような問題があるはずなので、それと併せて解いてみると良いと思います。

・よくある確率漸化式の問題。確実に解いておきたいところ。

【第5問】

・選択問題ですが、私は数Ⅲを学習していなかったので軌跡の問題一択でした。条件をきちんと理解することができれば例年レベルの問題だと思います。

・数Ⅲを学習していたからという理由で微分積分の問題を選択しました。が、なぜか解けませんでした。抽象的な関数についての微分積分の問題は一度くらいは解いたことはあるはずなので、よく先を見て正しい式変形さえすれば……?

【総評】

・今年は、奇問がないかわりに最初の道筋が正しく立てられれば解けるものが多かった印象です。過去問を解くことで十分対処できると思います。

・全体的に難化したように感じます。例年は全部解く想定でも良いかもしれませんが、今年は満点を狙うのは難しく感じられました。時間配分が大事になるかもしれません。
2020年度後期試験
【第1問】

・見開き3ページを超える長文で、高い集中力が要求されます。トピックは取っつきにくいですが、設問はさほど難しくはなく、本文理解を適切に行っていれば解ける問題ばかりです。

・毎年、第1問ではとても長い長文が出題されます。もし全体として内容があまりよくわからなくても、段落や話題ごとに区切って考えれば問題は解けます。経済についての難しい内容が出題されることもありますが、焦らず丁寧に読み進めていけば大丈夫です。

【第2問】

・2020年度は例年と比較して書きやすい英作文が出題されました。目安としては英作文を30分ほどで仕上げて残りを第1問に使うと、時間の管理が上手くいくと思います。

・個人的に過去問では書きづらい英作文が出題されていたイメージでしたが、今年は3つの選択肢のうち1や2は書きやすかったと思います。

【総評】

・120分間の集中力が試されます。難易度はあまり高くないため、受験者間の差はつきづらいと考えられます。最少失点で抑えられるように解答のポイントを詰めていくことが重要でしょう。

・難易度は例年通りだったと思います。第1問は少し難しい話題でしたが、英作文が書きやすかったので、十分解ききれた問題でした。他の大学と比べると後期の英語は比較的難しいと思いますが、丁寧に読み進めていけば対応できる問題です。
【第1問】

・ごく一般的な、素数を絡めた整数問題でした。難易度は高めですが、(1)は確実に取れるようにする必要があると思います。解き方さえわかれば解けると思いますので、問題への入りが重要でしょう。

・よく問題集に掲載されているタイプの整数問題でした。(1)と(2)はしっかり取った上で、(3)を解け切れるかで差がつくと思います。整数問題はほぼ毎年第1問で出題されています。普段から問題集をしっかり解いて基本を身につけましょう。

【第2問】

・正直難しいと感じましたが、不等式中のkの最小値を求める問題は大学入試の頻出分野です。この問題のレベルまでとは言いませんが、基本的な考え方は身につけておいたほうが良いでしょう。

・難しいと感じました。全く答えに辿り着きそうになくても、部分点狙いでわかるところまで解答用紙に書くことが大切です。

【第3問】

・4つの条件のみから3次関数を導き出すシンプルな問題。条件をすべて使っているかどうかを適宜調べながら解いていくことで正解を導き出せます。できれば落としたくない問題です。

・4つの条件から導き出されることをよく考えて、一つ一つ丁寧に計算していけば取れる問題です。すべての条件をフル活用することを念頭に置いて取り組んでください。(2)と同様に部分点も狙うことが大事なので、最後まで諦めずできる部分だけでも解こうと計算していくと、先が見えます。

【第4問】

・「必勝法がある」ということを具体的な事例を示して答えるだけの問題で、中学入試に似て頭の柔らかさが問われていると感じました。実験をしていけば簡単に解くことができるため、必ず正解しなくてはならない問題でしょう。

・(1)だけは落としたくない問題です。必勝法の問題なので解き方さえわかれば解けますが、あまり時間を使いすぎないことも大切です。

【第5問】

・[Ⅰ]については未履修分野につき解いていないため割愛します。[Ⅱ]は非常に難しく感じました。どのように解くかの道筋を誤ると答えは出てきません。初手を正しく判断できるかに尽きるでしょう。

・[Ⅰ]は履修範囲外なので[Ⅱ]のみになりますが、難しい問題だったと思われます。範囲を絞り切れるかで差がつきます。

【総評】

・難易度は高いですが、簡単な問題を確実に正解し、残りは部分点を狙うことで十分な得点が期待できます。後期試験は数学で合否が決まるといっても過言ではないので、数学で点を落とさないようにしましょう。

・難易度は例年通りだったと思います。解けるところをしっかり解いて、わからない問題は部分点狙いでいけばある程度の得点は取れると思います。後期は前期試験の合格発表の数日後にあるため、過去問でどれだけ対策できるかが勝負になると思います。