浪人 法学部 高校受験経験者
プロフィール
1年男子K.T.さん
2022年度
法学部入学
1年男子K.T.さん
2022年度
法学部入学
・社会科目:世界史・日本史
・理科科目:化学基礎・物理基礎
・共通テスト得点率:83%
・共通テストリサーチ:A
・浪人時河合オープン:A
・浪人時私大合否結果
 早稲田大学法学部
 →不合格
 慶應義塾大学経済学部
 →合格
 慶應義塾大学商学部
 →不合格
 中央大学法学部
 →合格
 上智大学法学部
 →不合格
 勉強時間の配分
現役時
6月から、平日は授業前に1.5時間、授業後に6時間ほどの勉強を、休日は模試を受けるか10数時間の勉強をこなしていました。参考書を何周するかに固執するあまり、時間を空けての反復はしても効果的なタイミングでの復習とならず、非常に効率の悪い勉強となってしまっていました。努力することが自己目的化してしまっていた部分があったと思います。

最終的にはC以上の判定は安定して出るようになっていましたし、得点開示は17点不足の不合格だったので、受かる可能性も十分にあったと思っています。僕の場合は報われませんでしたが、がむしゃらな努力は間違いではなかったと今でも信じています。努力量は浪人期の自信になりました。
浪人春
第2志望にも落ちたら浪人しようと決めていたので、合格した大学に入学金を払わず迷いなく予備校を探しました。現役時の悪かった点を100個書き出し分析してみて、予復習という基本に忠実な1年を過ごそうと決めました。初学の世界史と、予備校の授業を受けて伸びそうだと感じた英語に主に力を入れていました。すべての科目に関して、論述中心の予備校のカリキュラムに則って、書いては分析というサイクルを春から続けました。予備校は9時登校、20時下校、帰って2時間ほど勉強することを心掛けました。
浪人夏
とにかく1学期の復習に徹しました。得意教科も予備校のテキストをひととおり解きなおし、論述のコツを盗もうとしていました。手応えを感じている科目を頑張って得意科目を夏で1つ増やすことを目標にするといい気がします。家での勉強の習慣がなくなってしまい、1日10時間ほど予備校にこもって勉強しました。
浪人秋~共通テスト
現役時ほど熱中して学習に取り組むことができず、モチベーションとメンタルの管理がともに難しい時期でした。とある一橋模試でD判定を記録したことも相まってかなり限界に近かったので、自分が壊れたら終わりだと思い大学生の友達と会ったり通話したりする頻度を意図的に上げました。共通テストは現役時のことを結構覚えているものなので、対策にかける時間は短くしました。12月初めから共通テストでのみ使う理科基礎と社会の対策をし、12月の最終週から二次対策をやめて共通テスト全体の対策を行いました。
共通テスト後
~二次試験
自分が浪人し再受験してまで自分に求めるレベルと、本来の自分の実力の乖離に暗い気持ちになりましたが、10時間程度の勉強を継続していました。

対策せずに臨んだ私大入試でも数学の絶不調もあり、良いパフォーマンスができず不安な気持ちに拍車がかかりました。その後は不安を和らげるために新しい問題ではなく、解いたことのある問題を中心に学習しました。二次本番では、2度目の一橋受験ゆえに割と余裕を持って臨むことができました。
二次試験~合格発表
二次が終わった後は、特別自信があったわけでなかったのであまり期待しないようにしていました。私大受験は良い結果といえるものではありませんでしたが、落ちていると思っていた大学に合格したことを空港で知り、搭乗直前に半泣きで親に電話したのをよく覚えています。進学先ができたおかげで、一橋の合否が不安ながらも友達と遊んだり、浪人を支えてくれた人に感謝することに時間を使えました。

後期を受験するかは最後まで決まりませんでしたが、多分精神的に受験できなかったと思います。合格発表を見るときは少し躊躇しました。発表をわくわく待っていた現役の時とはまったく違う気持ちでした。合格を知って、自分で制御しきれない涙があふれてかっこ悪く泣き崩れました。ずっと辛酸をなめてきた僕らしいなと思いました。
まとめ
勉強は予復習、それに尽きます。基本に忠実に頑張ってください。

浪人は修行です。修行僧になったつもりで、できるだけ模試の結果や周りの人に心を動かされたりせず、毎日の行動をルーティーン化して慣れていくことでつらさを意識しないようにすると、気持ちの波を安定させて頑張り続けられると思います。

浪人中誰でも「自分何してるんだろ」って思うことがあるはずです。ですが、一橋を目指して浪人することはきっと間違った選択ではありません。大切な時間を再受験に使ってでも目指す価値のある場所であることは僕が保証します。
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