はじめまして、ひね様。大黒天摩季と申します。個人的な意見ではありますが、部分的にのみ取り組むのはオススメできません。ひね様のおっしゃる通り、一橋の日本史の問題にはいくつか悪問と呼ばれるような難問があるのは確かです。ですが、だからといって頻出分野のみ取り組むというのは、知識の確認の機会や新たな知識を得る機会を失ってしまう可能性が非常に高いです。過去問演習には問題形式への慣れといった側面もありますが、重要なのは知識の確認です。仮にもう問題に出なさそうな文化史の細かい分野を問う問題でも、関連する人物や作品が登場する可能性は十分にありますし、私大の入試に出題されるかもしれません。また、いかに頻出分野といえど頻出でしかないため、その分野の問題が出ない可能性は非常に高いです。もし頻出分野の問題のみ取り組んでいた場合、その分野の問題への対応力は高くなっているかもしれませんが、そのような問題が出題されなかったときのダメージは、全分野に取り組んでいた場合と比べれば計り知れないものとなっているでしょう。二次試験の日が迫ってきて焦る気持ちも非常にわかりますが、焦らず着実に演習をこなしていってください。実際、私はセンター試験終了後から日本史の過去問に取り組み始めましたが、15年分終わらせることができました。他教科や私大併願との兼ね合いもありますし、日本史の比率がそこまで高くない経済学部で日本史に注力するモチベーションが湧かないかもしれませんが、頑張ってこなしてみてください。本番で5割取るのは意外とシビアですので、6,7割取ってやるくらいの気持ちで臨めるように演習を積んでいってください。ラストスパート頑張ってください!