おかねさん、こんにちは。経済学部1年のかき氷がお答えいたします。センター過去問が共通テスト対策に有効かどうかについては意見が分かれることもありますが、私は大いに効果があると考えています。まず第一の理由として、センター試験と共通テストの間に出題形式の変化が見られることはあるものの、問われている内容に大きな変化がないということが挙げられます。当然共通テストでは思考力が問われる問題が追加されている部分も見受けられますが、あくまで問題で問われていることの多くは、教科書レベルの知識・技術がいかに正確かつスピーディーに処理できるかのみです。これはセンター過去問でも十分有用な対策が行えます。次に挙げる理由として、時間配分のトレーニングになるということについて述べます。今回の国語と数学については『数学Ⅰ・数学A』のみ時間が変わってしまっていますが、基本的にはセンター試験と共通テストの試験時間は同じです。多少問題は違うかもしれませんが、共通テストの予想問題が有限であることなどから考えても、センター過去問でタイムマネジメントの訓練を積むことは大きな意味があると思います。最後の理由として、共通テストの予想問題の不完全性について言及します。確かに予備校や出版社が作成した予想問題はよくできていますが、センター過去問とは違い、共通テストの予想問題はあくまで「予想」問題の域を出ないとも言えます。具体的には、予想問題作成の参考になる問題が、2回の試行調査と今年(令和3年度)の共通テストのみですので、来年の問題がこれまでの傾向から変わる可能性が大いにあるということです。(実際、試行調査と今年の共通テストでは傾向に変化がみられました。)また、センター過去問は共通テストと同様に大学入試センターが作成しておりますので、むしろ予想問題より過去問の方が共通テストに近くなる可能性もあります。まとめると、予想問題だけを解くよりもセンター過去問にも触れておいた方がリスク管理になるということです。長々とした回答になってしまい申し訳ありません。あくまで勉強法に対する考え方は人それぞれですので、他の意見も参照しながらこの返信も参考にしてみてください。以上になります。またなにかございましたらお気軽に質問してください。応援しています。一橋祭運営委員会経済学部1年かき氷