世界史の教科書の必要性について

ピピ さん
  • 出身: 東京都
  • 得意科目: 特になし
  • 不得意科目: 特になし
  • 質問カテゴリー: 世界史

私は現在、いわゆる「通史」と呼ばれる勉強をしているのですが、その際に教科書ではなく、『ストーリーでわかる世界史B(KADOKAWA)』を使用しています。この参考書は分厚い2冊(近世までと近代以降)で構成されており、世界史を楽しく学ぶという事を念頭に置いているものです。今のところ読み進めていて、教科書よりも因果関係や背景事情を詳しく分かりやすく説明してくれているという感覚なのですが、どうしても教科書を使用しない事への不安が拭えません。たしかに、国立の論述では「教科書のような洗練された文章を読み込んで、それを引用する」というやり方が一般的であると聞きます。やはり教科書は読んでおくべきでしょうか?また、先輩には「世界史の教科書は、国立を目指すなら東京書籍一択」と言っている東大生が複数人いるのですが、それについてもどう思われますか?回答お待ちしています!

学部:経済 学年:大学2年生

委員からの回答

ぶろっこりー さん
  • 出身: 埼玉県
  • 得意科目: 世界史
  • 不得意科目: 国語

ピピさん、こんにちは。経済学部2年のぶろっこりーがお答えします。世界史の教科書の必要性についてですが、私は必要ないと思います。一橋大学の世界史では、ボリュームのある論述問題が出題されることが多いですが、字数制限に関しては余裕のあることが多いです。重要なのは正しい史実と歴史の因果関係に基づいて問題に即した論理的な回答をつくることです。もちろん、教科書の無駄のない文章を覚えることができればそれに越したことはないですが、教科書の文章を大量に暗記するのは現実的に困難ですし、一橋の世界史の問題では決して要約の技術が要求されているわけではありません。私の学校では東京書籍ではなく、別の出版社の教科書を使っていたので、どの教科書が国立大学の論述対策に生きるのかは分かりませんが、世界史において因果関係と史実の背景事情を詳しく理解することは様々なタイプの論述問題に対応するために非常に大切なので、ピピさんの使われている『ストーリーでわかる世界史B』でも全く問題ないと思います。世界史の勉強法は千差万別です。周りの意見も適度に聞きつつ、ピピさんなりの勉強法を確立していってください!また、一橋大学受験生応援ページには世界史の勉強法に関するアドバイスもございますのでそちらもぜひご覧ください。(https://ikkyosai.com/juken/52/gakushu_world_history)以上になります。受験勉強はこれからが本番です。体に気を付けながら頑張ってください!応援しています!また何かあればお気軽にご質問ください。