こんにちは、ひかるんさん!一橋大学社会学部1年のきなこin気管支です!世界史の教科書の使用の有無についてお聞きしたいとのことですが、結論から言うと、教科書は使用した方がいいです!一橋大学の世界史は記述問題のみという極めて特徴的な形式に加え、教科書はおろか資料集ですらほとんど扱わないことを出題することがあります。そのため、ただ単に用語や要素を暗記して書くだけでは高得点は狙えません。歴史の流れを踏まえた上での考察と論理的な文章構成が必要とされます。その例として、2011年第1問(フス戦争)、2014年第1問(ワット・タイラーの乱)、2015年第1問(カールの戴冠)をあげておきます。教科書は資料集や用語集ほど詳細に書かれているわけではありませんが、歴史の流れが簡潔にまとまっているので、記述対策に向いていると言えます。また、もうひとつの質問についてですが、一橋大学の出題範囲のみを読むことは危険です!確かに一橋大学の世界史の出題範囲は比較的限られています。特に中世~近代にかけての西欧と近世〜現代にかけての東アジアは頻出です。しかし、2010年以前の第3問(東アジアに加えてインド、イスラーム文化についても出題された)、2015年第2問(ECとASEAN)、2016年第1問(古代と中世の都市国家)のように例年と異なる範囲が出題される可能性も十分にあります。また、上記したように教科書は流れを把握するためのものなので、初めて教科書を読むのなら物語を読む時と同じように最低でも1回は通して読むべきだと思います。もちろん頻出範囲を重点的に学習する戦略はとても有用です!ちなみに書き込むかどうかはおまかせします。私はあまりやりませんでしたが、私の友人は「書き込んだ方が内容が定着する」と言っていました。長々と書いてしまいすみません。これはあくまでも私個人の例なのでひかるんさんに完璧に当てはまるとは言いきれませんが、まだ今の時期なら自分に合う勉強法を模索することは容易なので、気が向いたら試してみてください!応援しています!!きなこin気管支