直前期・当日情報

勉強面

試験前日に新たに演習に取り組むのは、出来が悪かった時に落ち込んでしまうリスクがあると考え、新たに演習はせず過去問などで今まで間違えた場所や解き方のポイントの再確認をしていました。その後に試験の流れを頭の中でシミュレーションしていました。頭の中で試験本番で生じ得るさまざまな事象を想定し、それへの具体的な対応を事前に考えておくことで試験本番でのパフォーマンスを最大化するように努めました。難しい問題に出くわした時のアプローチ方法や、ある問題に時間を使いすぎてしまって想定していた時間配分のプランが崩れてしまった時の対応方法などの試験中のトラブルへの対応方法を事前に考えておくことで、本番のメンタルを安定させられると思います。

生活面

とにかく変わったことをせず、いつも通り過ごすことを心がけていました。僕は直前期はずっと学校の図書館に行って勉強していたので、試験前日もいつも通り学校の図書館に行って勉強し、休憩時間には友人と喋って気分転換をしていました。夕飯はできるだけ消化に良いものを食べました。夜は特段早く寝ようとはせず、いつも通りの時間に寝ようとしました。早く寝ようとすればするほど、寝れないことにストレスを感じて余計目が覚めてしまう可能性があると思い、緊張してるのだから寝れなくても仕方ないなと割り切って布団に入りました。そうしたら意外と早く寝ることができました。ある程度前日は寝れないかもと割り切った方が意外と早く寝れるのかもしれません。

共通テスト

1日目の朝はまったく実感がなく、いつも通り朝食を食べて支度を進めることができました。会場が家から遠かったため2日間とも周辺まで両親に車で送迎してもらい、車内では両親と他愛のない会話をしたり参考書を読んだりとリラックスして過ごすことができました。会場に着いても実感が湧かず、緊張はしませんでした。高校の友人が会場にたくさんいたので模試のような感覚で受験することができました。休み時間にはチョコレートを食べたり、親友と廊下で試験とは関係ない話をしたり、リスニングの前には一緒に英語の音源を聞いたりすることでリフレッシュを図りました。私の苦手科目の理科基礎が行われる2日目の朝は少し緊張しましたが、最後は今までやってきたことを信じて乗り越えることができました。2日目の試験が終わったあとは大きな達成感に包まれましたが、結果に自信があるわけではなかったのでSNSからの情報を遮断し、夜はすぐに寝ました。

二次試験 1日目

1日目の朝は共通テストと同様に実感が湧かず、緊張はしていませんでした。朝はホテルで朝食をとり、余裕を持って会場に着けるように準備しました。いざ会場に着くと受験生全員が自分よりも賢そうに見えてきて少しだけ不安になりましたが、負けていられないと思い姿勢を良くするなどして自分なりに対抗しました(笑) 1教科目の国語は納得のいく解答をつくることができましたが、数学は今まで解いてきた過去問と比べても明らかに手応えがなく、少し落ち込みました。しかし社会学部の配点を踏まえると1日目よりも2日目の教科の方が合否への影響が大きかったので、2日目に向けて気持ちを切り替えることにしました。SNSからの情報で精神的に刺激されることを避けたかったのでSNSは見ませんでした。夜ご飯はおいしいお肉を食べ、ホテルに帰った後はすぐにお風呂に入ってから小一時間ほど英語の演習をし、22時ごろには眠りにつきました。

二次試験 2日目

2日目は「今日を乗り切ることができれば受験生活が終わる!」という気持ちで会場に向かいましたが、英語と日本史は社会学部において配点が高い教科だったので1日目よりも緊張感がありました。起きてから会場につくまではかなりソワソワしていたと思います。会場に着いてからは不思議と緊張が緩和し、英語の長文を黙読して脳を英語に慣れさせたり、日本史の頻出範囲の再確認をしたりすることができました。英語は得意であるリスニングの問題で焦ってしまい、力が発揮できず悔しかったです。また日本史は知識が抜けていた部分が出題されてしまったので問題を見た時はとても焦りましたが、落ち着いて流れを考えることで書きたいことを整理することができました。2科目とも手応えとしては微妙でしたが、自分ができることを全てやり尽くしたと思えたので満足していました。試験が終わったあとは両親と合流して帰宅しました。家に着いてからは受験期に制限していたゲームや音楽を楽しみました。

   

西本館(商学部・経済学部)

門から入って左側、兼松講堂と向かい合っている建物が西本館です。学長がいる法人本部棟に間違えて入らないように! また、正面玄関からは入れないので、建物の両脇にある出入り口から入るようにしてください。

椅子の特徴

大教室の椅子(上)は後ろの机とくっついているタイプです。試験会場の中で比較的座り心地がよいです。一方で、小教室の椅子(下)は固い木製の椅子で背もたれが特殊な形をしていますが、ガタガタはしにくいです。 腰が痛くなりやすい人は、座布団やマフラーなどを持っていると便利でしょう。

リスニングの聞きやすさ

ところどころ、音質や音量に問題があるようです。大教室は広いので、後ろの席になると聞きづらいかもしれません。

トイレの混雑状況

トイレの個室の数は多めですが、西本館での受験者数が多いので混雑しやすいです。2階で受験する場合は、1階の階段横のトイレが空いているのでおすすめです。

西講義棟(経済学部)

  

西本館裏にある、左右に伸びた建物が西講義棟です。本来は第一講義棟と第二講義棟あわせて西講義棟と呼ぶそうですが、両棟の境界は定かではありません(笑) この棟は場所がわかりにくいだけではなく、教室が多く存在するため、迷う可能性が高いです。余裕をもって会場に向かいましょう。

椅子の特徴

教室によってはかなり固い固定椅子なので、 座布団を持って行くと良いでしょう。 椅子が連結されているので、隣の人が消しゴムを使うと椅子が揺れ、かなり集中が切れます。

リスニングの聞きやすさ

大きな教室で受験することになると思いますが、後方の席だとやや聞き取りづらいです。また、音質は西本館同様あまり良くありません。

トイレの混雑状況

経済学部の受験者しかいないため、トイレは他の会場と比べると空いています。また、階段の踊り場にもトイレがあるので、廊下に面したトイレが混雑している場合はそちらも利用すると良いでしょう。

東1号館(法学部・社会学部)

東キャンパス入って、右手前に見える建物です。多数の小教室と中教室からなる4階建ての建物で、教室の場所が少しわかりにくいかもしれません。

椅子の特徴

東1号館の試験会場は、固定式の椅子とそうでないプラスチックの椅子の2種類となっています。前者の椅子は、ちょっと前に重心をずらすと前に倒れるタイプで、後者の椅子は、プラスチックなのでだいぶ固いです。 固い椅子が嫌いな人は、 座布団や膝掛けなどお尻の下に引けるものを持って行くといいかもしれません。

リスニングの聞きやすさ

どの教室も聞き取りやすさに差異はないようです。ただ、音質が悪いところもあるので、そのときは落ち着いて、動揺せずに試験に臨みましょう……!

トイレの混雑状況

試験終了後すぐなど、時間によって混み具合は異なりますが、東1号館は比較的個室が多い方なのでそこまで混雑はしないと思われます。各教科間の休み時間がとてつもなく長いので、トイレを待っている間に試験開始時刻に遅れるなんてことはありません。

東2号館(社会学部)

東キャンパス入って、池を挟んだ反対側にあります。 東1号館と間違えやすいので要注意! 300人以上入る大教室がある、一橋の中では割と新しい建物です。ちなみに、普段は各学部の必修の授業やパソコンを使ったリスニングの授業でよく使います。

椅子の特徴

普通の固さの椅子です。後ろの机につながっているタイプなので、後ろの机の振動が直接伝わってきます。大学特有の教室のせいか、机との距離感・椅子の低さに違和感を覚えた受験生もいたようです。固定式なのでどうしようもないですが……不安な人は座布団を持って行くことをおすすめします。

リスニングの聞きやすさ

教室が大きいので、場所によって聞きやすさは変わってきますが、全体的に聞きやすいようです。

トイレの混雑状況

東2号館は個室の数が少ないので混雑しやすいです。試験が始まるギリギリに並び始めるのは危険です。時間に余裕を持って並んだほうが良いでしょう。

持ち物

*共通テスト

  • 受験票
  • 筆記用具
  • 時計
  • 身分証明書(学生証など)

*二次試験

  • 共通テスト受験票
  • 二次試験受験票
  • 筆記用具
  • 時計
  • 身分証明書(学生証など)

【OPTIONAL】

  • 参考書
  • 眼鏡
  • ハンカチ
  • ティッシュ
  • お弁当
  • 飲み物
  • カイロ
  • ひざ掛け
  • 防寒具
  • 現金
  • お守り

番外編

こんなものを持って行った、もしくは持って行くべきだったというものをまとめました。

イヤホン

周囲には試験の感想を話す人や、友人と自己採点をしている人などが多くいるので、気になる人は周りの音をシャットアウトするためのイヤホンが必需品です。

座布団やクッション

試験会場の椅子は固いことが多く、連続で2時間以上座ることもあるので、座布団などがあると疲れにくくなるかもしれません。

大きめのカバンや袋

試験会場ではコートを脱ぎますが、基本的には椅子の下に置くように指示されるので、床の汚れが気になる場合はコートなどを入れるものがあると良いでしょう。

チョコやラムネなど

試験は長丁場であり、常に頭を使うためエネルギーの補給は不可欠です。しかし試験と試験の間の時間はそれほど長くなく、しっかりとしたエネルギーの補給はできないことが多いため、手軽にエネルギーや糖分を摂取できるチョコやラムネはおすすめです。

リラックスアイテム

試験当日はこれまでにないほど緊張します。しかし過度な緊張は問題を解く際には悪影響なので、緊張を抑えるためのアイテムを1つ程度持っておくと良いかもしれません。例えば手紙や良かった模試の結果、また小さめのぬいぐるみなどを持っていくと良いでしょう。

小さめのビニール袋

試験会場にはゴミ箱がないこともあり、消しカスが机にたまってしまいます。ビニール袋を持っていけばそこに捨てることができるので便利かもしれません。

カフェイン飲料などの眠気が覚めるもの

緊張しているとはいっても、試験会場で眠くなってしまうことがあるかもしれません。あらかじめ眠気を抑えるアイテムを持っていけばその心配はなくなります。