Q.どのような問題でしたか?
第1問は江戸時代の民間に対する政治に関する問題で、大岡忠相の施策や江戸の自治的な町運営にも触れられていました。第2問は条約改正にも触れつつ、社会変革や社会主義を否定する法律の流れを聞かれました。第3問は戦後まもなくの経済政策とグラフから当時の経済状況を読み取り、石油危機に言及させられました。
Q.過去問と比較してどう感じましたか?
私は過去問を20年間くらい解きましたが、第1問と第2問は例年通りでした。第1問では「考えを述べよ」のような新しいタイプの問題が出たので焦りましたが、そういう問題は他の受験生も同じだと思って、無駄に字数を使わないように気を付けました。
第3問は今までにあまり出たことがないうえに、グラフを読み取るという形式も頻出するものではなかったため、手応えはなかったです。とにかく答えがありそうな教科書の範囲に書いてある単語を入れ込むように意識しました。
Q.自分にとって今年度の問題は易化しましたか?難化しましたか?
第1問、第2問は個人的に易化または普段通りと感じました。江戸時代の民間に注目した問題は頻出だし、過去問とまったく同じ内容もありました。第2問は小問1は資料を読み取り法律を当てる問題だったので若干運の要素を感じました。第3問は難化と感じました。私は過去問を中心に勉強をしていたので、傾向から外れた問題は難しかったです。ただ、難化だと感じる時こそ、冷静に解答を作成し、少しでも点数を取れるように気をつけることが大事だと思います。私は最初わからな過ぎて焦って、ドッジラインが何か思い出せませんでした。小問2は解けなくても大丈夫だと思います。