一橋大学受験生応援WEB
by 一橋祭運営委員会

二次科目アドバイス

国語・得意な人
一橋の国語は特徴的な部分も多いですが、例年形式に大きな変化はないことがほとんどです。そのため、国語が得意な人は他科目との兼ね合いも考えて勉強時間を振り分け、過去問を解いて傾向を掴むと良いでしょう。
第一問の現代文は少ない文字数で解答することが特徴です。過去問を解く時には、まず核となる主語と述語だけを見つけ、そこから必要そうな要素を肉づけすることを意識してみてください。
第二問は近代文語文の出題そのものが一橋の特徴といえるでしょう。語彙に関しては共通テストレベルの漢文がわかっていれば十分だと思います。現代語訳と一緒に読んで、論理を追っていきましょう。
第三問の要約はたくさん解いて、学校や塾の先生に添削してもらうことが大切です。余裕があれば過去問以外の文章の要約も書いてみると、練習になり内容理解にもつながるので一石二鳥です。要約の得点が安定すると高得点につながると思うので、頑張ってください!
国語・苦手な人
国語は、第一問に現代文、第二問に近代文語文、第三問に200字要約が出ることは、ほぼほぼ毎年確定しています。古文・漢文がほとんど出題されない点が大きな特徴で、国語が得意でない受験生でも得点しやすい形式となっています。ただし、4年に一度ほどの周期で古文が出題されることがあるため、まったく対策しないのは危険で、基本的な文法知識は押さえておくべきでしょう!
点数を安定のさせるコツの1つ目は、「漢字で点を落とすな!」です。
一橋では毎年5問の漢字が出題され、内容も日常的に使う語が中心であるため、日々の積み重ねで確実に満点を狙える分野であり、ここで毎回の点数を安定させたいです。
2つ目は、「要約練習に時間を割け!」です。
一橋の国語はどの問題も文字数制限が厳しく、第三問の200字要約をはじめ、要約力が大きく点数を左右します。練習では必ず先生に添削してもらい、 アドバイスをもらうようにしましょう。
数学・得意な人
一橋の数学はただ解法を暗記しているだけでは解けません。試験本番で見たことのない問題が出されても対応できるよう、普段の勉強で参考書の答えを見たり、先生の解説を聞くときに「どうしてその解法を思いついたのか」という点を意識したりすると良いと思います。そして、その問題の解法を覚えるのではなく、「解法を思いつくために必要な根本的な考え方」を吸収してください。これを積み重ねていくことで、未知の問題に出会った時の考え方が身につくと思います。また、一橋の数学は頻出の単元が決まっており、整数、微分積分、確率、ベクトルはほぼ毎年出題されています。そのため、全ての単元である程度の実力がついた後にはこの頻出分野を重点的に押さえることが大切です。特に整数分野は問題のパターンが限られているので、余裕のある人はこの単元をしっかり押さえておくことで確実な得点源にできると思います。
数学・苦手な人
私は社会学部志望だったため、数学は20%程度の得点を取れれば合格できると考えていて、受験勉強全体の中で数学に割いた時間は2割にも満たないほどでした。つまり、ほぼ数学を捨てる戦略を取っていたわけですが、それでも共通テストを乗り越えられるだけの数学力は身につける必要がありました。
学校の授業もほとんど聞いてこなかったため基礎力がほとんどなく、高3の7月時点では数学ⅠA・数学ⅡBCともに3割程度しか得点できませんでした。しかし、共通テスト対策のために二次試験では出題されない統計を中心に、共通テスト模試の前に青チャートで基本的な解法を詰め込みました。また、12月以降は数学ⅠA・数学ⅡBCの共通テスト過去問を毎日1年分ずつ解きました。
1周目で点数が伸びなかった年度は2周目、3周目と繰り返し解き、この過程で問題を解くスピードが上がるとともに基礎力も身についたと感じています。その力は二次試験対策にも大いに役立ちました。
二次試験対策では、単元を絞って勉強しました。整数問題や確率は過去問演習を重ねたことで得意分野となり、『一橋大の数学20カ年』の問題にも取り組める程度の実力がつきました。
受験を終えた今強く感じるのは、応用力以上に基礎力が重要だということです。高3までに青チャートなどの基礎的な問題集にしっかり取り組み、基礎を固めておくことをおすすめします。そして高3になったら、一橋対策に全力を注いでください。
英語・得意な人
英語は大学受験で特に重要な科目なので、できるだけ早く取り組むべきです。私は高2春から本格的に勉強を始め、単語帳と文法問題集をそれぞれ15周ほど繰り返しました。基礎を完璧にすることで演習の質が大きく変わるため、90%ではなく100%の完成度を目指してください。高3の春夏は長文と英文解釈を中心に勉強し、長文は1日1題を入試まで継続しました。解けなかった箇所を和訳と照らして分析することで、長文と英文解釈を同時に鍛えることができます。最初は時間を気にせず丁寧に読むことが重要です。秋からは過去問演習に入り、長文の過去問20年分を10月までに終え、その後は他大学の過去問にも取り組みました。特に大阪大学外国語学部の過去問は一橋と傾向が似ているためおすすめです。自由英作文の対策は秋からで十分間に合います。定型表現を覚えた後は数多く書くことが大切です。私は10月から2日に1題のペースで演習し、本番では92%を得点しました。英語はとにかく量が重要です。苦しい時期でも読み、書き続けてください。
英語・苦手な人
一橋はどの学部でも英語の配点が高く、合格のためには得意とは言わずとも苦手でない状態にはしたいです。まず英語が苦手な人は、標準的なレベルの単語帳と熟語帳を1冊ずつ完璧に終わらせましょう。完璧とは、どの単語も瞬時に意味が浮かび、語法やスペルも正確に理解している状態です。結局英語は言語ですから、語彙力がものを言います。ここで語彙を完璧に習得することで、速読、和訳、リスニング、説明問題、英作文など各技能の土台になります。語彙を習得したら、文法に進みましょう。体系的な参考書を活用し、基本的な文法事項を習得して、単元ごとに演習をしていきましょう。あとは時間が許す限り和訳の練習をし、長文を読み、問題を解きましょう。答案の書き方、速読は量をこなすことで身につきます。私は英語が苦手で、中高一貫生でもなく、海外経験や、塾に通ったこともありませんでしたが、このような勉強を続けて、なんとか一橋の英語にも戦えるようになりました。
世界史・得意な人
世界史の勉強では、先取り学習や私大の過去問で聞いたこともないような知識に手を出すより、まずは授業内容と教科書を丁寧に復習し、太字だけでなく端・欄外まで確実に覚えることが大切だと考えます。一橋の世界史は癖があると言われますが、時代の流れや人物・出来事の関連を深く理解していれば特別な対策は必要ありません。暗記は受動的になりがちですが、常に「どうだったか」という過程を思い返し、わからない点をメモして振り返る習慣を作ることで能動的な学びにつながり、理解が深まります。私はクイズアプリで自作問題を解いたり、YouTubeを活用したりして知識を言語化する練習をしていました。能動的に考え、説明できる状態を目指すことで、自然と一橋特有の問題にも対応できる力が身につくと思います。
つらいときは今までの自分の努力を信じてください。その努力が実を結ぶことを心から応援しています。 頑張ってください。
世界史・苦手な人
世界史において最も重要なのは、早く通史を終わらせること、学校の定期試験を軽視しないことの2点です。ここでは最短で世界史を1周する手順を簡単に説明します。私は再生速度を変更できる点、何度も視聴できる点からYouTubeを教材としてよく利用していました。地域ごとに一から世界史を学べる、3〜5時間のYouTubeの動画を活用しましょう。
①講義を2倍速で視聴します。
※自習室などで集中して視聴しましょう。
※ノートは取らずに聞くことに集中しましょう。
※動画は止めないようにしましょう。
②視聴後、内容を頑張って思い出し、ノートに書き出します。
※適度に情報を整理して書き出します。
※たっぷり余白を持たせます。
※A5のノートと黒ボールペンの使用をおすすめします。
③もう一度2倍速で動画を見ながらノートの余白に不足している情報を違う色で書き出します。
※誤字がないかも確認しましょう。、誤字は本番でも間違えやすいポイントです。
※視聴時は基本動画を止めたり戻ったりしないよう努めましょう。これは情報処理能力を高める訓練でもあります。
④次の日3倍速または2倍速で復習します。
※地域ごとにストーリーを自分で説明できるようになることを目標にしましょう。
日本史・得意な人
私は、教科書のワンフレーズを聞いたらそのページの全ての内容を暗唱できるようになるまで、教科書を丸暗記しました。少なくとも30周以上、数えきれないほど何周も取り組みました。また、夏休みに入るころには過去問を解き始め、最終的には30年分を3周ほどしました。一橋の日本史はひねりのある問題や難問が多いですが、似たような問題が繰り返し出題される傾向があります。類似の問題が出たときに絶対に取りこぼすことのないよう、知らなかった知識は全て教科書に書き込み、教科書1冊で完結させることを目指していました。歴史科目はほかの科目と比べて勉強の成果が出やすいと思います。流れを意識して、全体像を掴みつつ、一橋の頻出分野に関しては細かい知識まで掘り下げることを意識してみてください!
日本史・苦手な人
大前提として、基本的な単語や年代の流れは把握しておく必要があります。そのうえで、日本史が苦手だった僕が、一橋の日本史対策において重要だと思ったことを紹介します。1つ目は、覚えた単語の定義や歴史的な意味を明確に理解しておくことです。2つ目は、過去問を繰り返し解き、実践経験を重ねることです。 一橋の日本史は他大学と比べても異質な形式であるため、問題に慣れるためには一橋の過去問を解いて経験を積むことが重要です。また、一橋の日本史では過去に出題されたテーマが別の観点から再度出題される可能性が高いです。そのため過去問で扱われていた分野を徹底的に分析することが大切です。
日本史はとても難しく、心が折れそうになることもあるかもしれません。しかしそこで諦めずに立ち向かえば、きっとあなたの心強い味方になってくれるはずです。応援しています。
地理・得意な人
一橋の地理は経済地理学が中心であり、都市問題や貿易、発展途上国の産業などが頻出です。一方で、個々のテーマは非常にマニアックで予測不可能であり、過去には養豚業やコカインの原料の生産地などが扱われました。そのため、どの受験生も見たことがないような資料にも動揺せず対応するには、細かい事例の暗記よりも、さまざまな事例に共通する普遍的論理の理解が大切です。私は、資料・データ集のコラムやニュースを通じて時事問題への関心を高め、各事象の背景にある考え方と分析力の習得を目指しました。また、世界史や政治・経済との関連も強いため、高1・2年の時や共通テストの学習内容を復習することも効果的です。そして、一橋の地理の大半は50~250字の論述問題です。地理は塾の講座数が少ないため、私は学校の先生に添削を依頼しました。客観的評価を受けながら修正を重ねた結果、本番では得点率70%という自己ベストの成績を残すことができました。
地理・苦手な人
一橋の地理に必要な力は、細かい知識、思考力、そしてそれらを整理して説明する答案作成能力です。地理が苦手だった私は、設問で何を問われているかがわからず、論述に大きな苦手意識を持っていました。しかし、過去問を何年か解いているうちに一橋の地理は問題の設定が特殊な一方で、中身は知識問題というパターンが多いこと、また例年出題されている地域があることに気付きました。そこで私は20年分の過去問を解いて、問題の傾向や出題されやすい範囲を把握し、そのうえでわからなかった単語や設問の解説をノートに書き、何度も見返して丸暗記しました。大量の演習と復習の結果、知識と思考力がつき、答案作成も苦ではなくなりました。演習するときは面倒がらず、本番を想定して答案を作ることが重要です。また、論述の客観的な採点や改善点の指摘をしてもらえるので、答案は可能であれば学校や塾の先生に積極的に添削してもらいましょう!
総合問題
総合問題は数理的な情報処理能力が求められる科目であり、試験時間は60分で大問3つから構成されます。過去問が少なく明確な傾向がないため、対策の意味がないという意見もありますが、過去問演習は非常に有効な対策です。
なぜなら、一見難解に見えても冷静に考えれば容易に解ける問題が多く含まれており、演習を重ねることで本番も落ち着いて対処できるようになるからです。
特に短い試験時間を意識した対策が欠かせません。解答に詰まった際は思い切って諦め、次の問題に進む勇気が必要です。試験が始まったら、まずは全体を見渡して解けそうな問題から着手することをおすすめします。傾向が見えないからこそ、過去問演習を通じて時間配分の感覚や問題の本質を見極める力を養うことが重要です。
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