学習アドバイス

学部別合格法

目標点数例(A.Yさんの場合)

<共通テスト>

社会選択科目:地理、倫理、政治・経済
理科選択科目:生物基礎、化学基礎

   
   
<二次試験>

社会選択科目:地理
実際の点数(1000点満点):620点


解説

共通テストでは、できるだけアドバンテージを得ようと勉強していました。模試で8割をとった10月ごろから、8.5割を確実にとりたいラインに、9割を目標にしました。 商学部の二次試験は、比重が大きい数学・英語で確実に点を稼ぐことが必要です。社会・国語は点数配分が小さいため、数学と英語に比べると優先順位は下がります。かといって社会はしっかり記述対策をしないと50点もとれません。
数学は3完、少なくとも2完半を目指して勉強していました。微分・積分、場合の数・確率はやることが明解な場合が多いので得点源にできると良いでしょう。整数は問題のパターンを掴めば劇的に解けるようになる一方、解けない人は何も書けない単元なので、差をつけるにはおすすめです。英語に関して、長文記述問題は全ての要素をいかに詰め込むかを重視しました。英作文は、共通テスト後から毎日、学校の先生に過去問の添削をお願いしていました。リスニングは夏ごろから毎日5分でも聞く習慣をつけることをおすすめします。東京大学のリスニングは質も量もほど良いので、過去問が終わったら手を出してみるのも良いでしょう。

目標点数例(R.Oさんの場合)

<共通テスト>

社会選択科目:日本史、世界史
理科選択科目:物理基礎、化学基礎

<二次試験>

社会選択科目:日本史
実際の点数(1000点満点):583点

解説

経済学部の二次試験は英語と数学の配点が高いため、高3の夏から英語・数学に絞って過去問演習などを始めました。英語・数学に絞りすぎたあまり社会に手が回らず、12月に入ってから焦って勉強を始めたものの、共通テストでは文系でありながら社会科目で7割も取れませんでした。これでも調子が良かった方なのが恐ろしいです。ただ共通テスト後の二次試験対策では英語・数学の力をしっかりつけていたことが自信となり、あまり不安を感じず勉強に集中することができました。また日本史も過去問をしっかり理解して教科書を暗記していくという過程を大事にしたことで着実に学力が伸びていき、二次試験までに共通テスト時点での遅れを解消できた自覚があります。まとめると、英語・数学にひたすら集中した受験期でしたがしっかり勉強法や計画を考えることで全教科間に合わせることができました。

目標点数例(R.Mさんの場合)

<共通テスト>

社会選択科目:世界史、倫理、政治・経済
理科選択科目:化学基礎、生物基礎

<二次試験>

社会選択科目:世界史
実際の点数(1000点満点):624点

解説

二次試験の1日目の数学に手ごたえがなく、2日目の入試に行くか迷ったくらいでした。しかし、なんとか英語で挽回することができたため合格することができたと思います。いくら過去問をやっても、本番になったら全然自分の思い通りにいかないことはよくあるので、もう提出してしまった答案はどうすることもできないと思い、次の科目に切り替えることが大切だと思います。本番までをどう過ごしていけばいいかは受験生は耳にたこができるほどに聞いてると思うから、本番について1つだけ。「まあ、なんとかなるよ。」

目標点数例(Y.Iさんの場合)

<共通テスト>

社会選択科目:日本史、地理
理科選択科目:生物基礎、化学基礎

<二次試験>

社会選択科目:日本史
実際の点数(1000点満点):589点

解説

社会学部は二次試験の社会・英語と、共通テストの理科基礎科目の配点が高いことが特徴です。ただ全体の1000点満点に対して共通テストの配点が180点と他学部に比べてとても低いため、私は二次試験の対策を重点的に行いました。二次試験では、得意科目の英語・国語・日本史は計算上は6〜7割の得点を目指しましたが、実際は8割を狙う気持ちでいました。反対に、数学は全くの不得意科目で社会学部は配点が低かったこともあり、2〜2.5完と低めの水準を目指しました。共通テストは理科基礎科目が5教科180点中100点と圧倒的な配点を占めていたため、9割を狙って対策しました。

目標点数例(K.Hさんの場合)

<共通テスト>

社会選択科目:地理、倫理、政治・経済
理科選択科目:物理基礎、化学基礎

<二次試験>

実際の点数(1000点満点):775点

解説

この学部の入試配点において一番際立っているのはやはり数学の配点でしょう。一橋の数学で最低でも3完以上はできるような数学力を身につけることが必要になります。また、この学部を受ける人の特徴として、数学は得意だけど他の科目はちょっと……という人が多いと思うので、他の科目の勉強も並行して進めることで余裕を持った合格を目指すことができます。一つだけ気をつけることとして、足切りの点数が高くなりやすいので、配点がそれほど高くないとはいえ共通テスト対策をおろそかにしすぎないようにしましょう。合格を目指して頑張ってください!