合格体験記

合格体験記

飛んだ先1
H・Hさんの場合

プロフィール

     

学部:商学部
出身高校:神奈川・私立
社会選択科目:世界史・倫理、政治・経済
理科選択科目:生物基礎・物理基礎
共通テスト得点率:82%
共通テストリサーチ結果(河合塾):C
共通テストリサーチ結果(駿台):出していない
河合オープン判定:C
一橋本番レベル模試(東進、秋)判定:E
私大併願情報:
慶應義塾大学経済学部(A方式)×
慶應義塾大学商学部(A方式)〇
上智大学経済学部(共通テスト併用・共通テスト利用)〇
明治大学商学部(共通テスト利用)〇
立教大学経済学部〇
得点開示の得点:612/1000

各時期の勉強時間配分

高1・2

数学の予習と英単語、古文単語などの基礎知識を覚えることに力を入れていました。大学受験を意識していなかったので勉強に身が入りませんでした。それでも選抜クラスに入れるようにテスト勉強を頑張りました。

高3春〜夏

部活があったのでまとまった時間は取れませんでした。世界史の通史を終わらせることを意識し、スキマ時間に教科書を読んでいました。また速読力をつけるために毎日英語長文をシャドーイングしていました。

高3夏〜秋

部活が終わりまとまった時間が取れるようになりました。基礎知識の確認を行ったあと応用問題に取り組みました。学校の授業の間に単語の復習を行っていました。

高3秋〜共通テスト

12月までは一橋の過去問か応用問題に取り組みました。直前の共通テスト模試の判定が悪かったので12月からは共通テストの対策のみ行いました。予備校の予想問題集や過去問を解いてわからなかったところは教科書や参考書で復習していました。倫理、政治・経済と理科基礎の暗記事項はこのころから教科書などを使って確認していました。

高3共通テスト〜二次試験

共通テスト後は一橋の過去問を解いていました。間違えた問題は印をつけて必ず復習していました。私大の対策は試験日の二日前から二年分の過去問を解くことでした。体調管理がうまくいかず、勉強できない日もあったので計画どおり過去問を解くことができませんでした。

全体を通じて

模試やテストの成績が振るわないことも多く、勉強をやめたくなることがありましたが大学生活の展望を友人と語りあうことでモチベーションを保つことができました。計画を立てて地道に勉強したことで成績が上がったと思います。

飛んだ先2
Y・Hさんの場合

プロフィール

     

学部:商学部
出身高校:神奈川・私立
社会選択科目:世界史・地理
理科選択科目:生物基礎・化学基礎
共通テスト得点率:82%
共通テストリサーチ結果(河合塾):C
共通テストリサーチ結果(駿台):C
河合オープン判定:A
一橋本番レベル模試(東進、秋)判定:A
私大併願情報:
明治大学商学部〇
慶應義塾大学商学部(A方式)〇
慶應義塾大学経済学部(A方式)
上智大学経済学部経営学科(共通テスト併用数学)×
上智大学経済学部経営学科(共通テスト+英検準1級)
早稲田大学商学部(数学型)×
得点開示の得点:632/1000

各時期の勉強時間配分

高1・2

数学が苦手科目で、模試の偏差値も40台でした。高校進級で受験を意識し、消去法で進路を決めたくないと思い、数学の克服を決心しました。世界史は息抜きとして楽しんでいました。大好きな世界史と頑張った数学を活用できる一橋を第一志望にしました。週4で部活をしていましたがコロナの影響で中止になり、放課後は家か予備校で勉強していました。

高3春〜夏

高校の大量の予復習と予備校の講座を並行してこなしており、4月に部活を引退した後はほとんどの時間を受験勉強に捧げていました。数学は一橋志望の中でも十分戦えるぐらいの成績になりましたが、あまり力を入れていなかった英語が伸び悩んでいました。6月の英検取得を目標に勉強し、毎日長文と音読を心がけていました。また、冠模試を受けて一橋受験生の中での自分の順位を確認し、判定を上げるためにやるべきことを夏に向けて再確認しました。

高3夏〜秋

7月には共通テストの過去問と予想問題をほぼ10年分解き、時間が厳しい数学と英語は制限時間を10分短くしても解ききれるように演習していました。8月からは一橋の過去問を解きはじめました。当時の私にはどの問題も難しく感じられましたが、復習を念入りに行って次に同じ問題や類題が解けるよう周辺知識まで確認していました。対策が間に合っていなかった地理はA5サイズに問題を印刷して移動時間に解き、資料集で周辺知識も含めて復習していました。毎日1時間ほど英単語帳や熟語帳を確認する時間をとり、10日で1周するようにしていました。

高3秋〜共通テスト

9月に冠模試を受けA判定が出て安心した一方で、点数のほとんどを数学と世界史に頼っており、英語と国語は微妙な点数でした。本番で数学と世界史ができなかった場合にカバーできるよう今までより英語と国語に力を入れました。英語は前期の超長文の過去問が少なかったため、後期の問題を10年分ほど解き、本番を意識して時間配分を決めました。11月には共通テスト対策を本格的に始めました。高校から配られた理科基礎の問題集を初めから解き直すなど、どの科目も基礎の洗い直しを徹底しました。12月後半から各予備校で出版されている予想問題をひたすら解いていました。

高3共通テスト〜二次試験

共通テストでは自分の中での最低目標の700点を超えられたため安心しました。併願私大の過去問と一橋模試の過去問をおもに解いていました。本番が近づいてくると私大入試で忙しく、一橋の対策をできる時間が限られてくるため、焦って空回りしていたように思います。入試が立て込んで疲れがたまりやすい時期なので、毎日の疲れをとることを最優先にしていました。

全体を通じて

今現在苦手科目がある人はその科目を捨てないで正面から向き合ってください。本番は得意科目で普段はしないような失敗をしたり、苦手で大嫌いだった科目が救ってくれたりもします。自分がした努力は後で必ず返ってくるので後悔のないように勉強してください。つらくなったら一橋に合格する自分を思い浮かべてください、きっと楽しい未来が待っているはずです。

飛ぶところ3
K・Sさんの場合

プロフィール

     

学部:経済学部
出身高校:千葉・私立
社会選択科目:世界史・日本史
理科選択科目:化学基礎・物理基礎
共通テスト得点率:88%
共通テストリサーチ結果(河合塾):A
共通テストリサーチ結果(駿台):A
河合オープン判定:B
一橋本番レベル模試(東進、秋)判定:D
私大併願情報:
早稲田大学政治経済学部(共通テスト利用)〇
早稲田大学法学部(共通テスト利用)〇
上智大学経済学部(4教科型)〇
上智大学経済学部(共通テスト併用数学選択)〇
中央大学法学部(単独前期5教科型)〇
慶應大学商学部 未受験
早稲田大学政治経済学部(共通テスト併用) 未受験
早稲田大学商学部 未受験
得点開示の得点:794/1000

各時期の勉強時間配分

高1・2

高1から高2の秋までの勉強は定期試験対策のみで、部活に打ち込んでいました。一方で、高2からは学校の授業を真面目に受け、課題もしっかりこなしました。塾に通っていましたが、部活との両立ができず最終的に退塾しました。高2の冬から英単語帳や数学の参考書を始めた程度で、周りよりもかなり後れをとっていました。

高3春〜夏

この時期から授業以外の勉強を始めました。部活を引退したおかげで放課後に勉強する習慣がつき、毎日自習時間を3時間確保できました。またスキマ時間の使い方にも気をつけ、休み時間や通学中に英単語帳や社会の教科書を読んでいました。学校の自習室で夜まで勉強して、家に帰ってからはたまにしか勉強しませんでした。

高3夏〜秋

夏休みは毎日学校の自習室で勉強しました。この時に初めて一橋の過去問を解き、難しさに打ちひしがれました。基礎的な勉強に専念し、苦手な分野を少しでも苦手なままにしないようにしました。学校で平日は8時間勉強しましたが、家はまったく勉強しないリラックスするための環境としたため、お盆休みや休日は3時間程度しか勉強しませんでした。塾の講習は受講せず、自分の学習状況をよく考えて、必要な勉強だけに絞りました。

高3秋〜共通テスト

数学と英語の2科目は共通テスト対策にも有用だと考えたため、10月に一橋の過去問を少しずつ始めました。11月下旬からは共通テストの過去問に取り組み、苦手だった国語と世界史を15年分解きました。一方で理科・数学・英語は2年分を解き形式に慣れる程度に留めました。計画的に過去問を解いたことで、直前期も平常心で共通テストに臨めました。学校で友人と毎日会話することで、変わらず毎日を楽しく過ごせました。

高3共通テスト〜二次試験

共通テストが高得点だったので、私大第一志望の合格がもらえました。おかげで精神的に安定して、一橋の国語や社会の過去問を重点的に解くことができました。数学や英語は2, 3周取り組み、傾向をつかもうとしました。この時期も学校で9時間ほど勉強しました。直前期は精神的に不安定になりましたが、友人に励ましてもらい、自信を持って二次試験に臨めました。

全体を通じて

大学受験が全てではないです。高校生活は二度も味わえません。気楽に勉強に取り組むのが良いと思います。また、精神的に不安定になると勉強に手がつかなくなります。リラックスして勉強したり、よく寝たり、友人と話したりするのが大事です。これから一橋を受験する皆さまを応援しています。頑張ってください。

飛ぶところ4
A・Hさんの場合

プロフィール

     

学部:経済学部
出身高校:愛知・私立
社会選択科目:世界史・倫理、政治・経済
理科選択科目:化学基礎・生物基礎
共通テスト得点率:83%
共通テストリサーチ結果(河合塾):B
共通テストリサーチ結果(駿台):B
河合オープン判定:B
一橋本番レベル模試(東進、秋)判定:未受験
私大併願情報:
早稲田大学政治経済学部経済学科◯
早稲田大学商学部(数学)×
早稲田大学法学部(数学)×
慶應義塾大学経済学部(A方式)×
慶應義塾大学商学部(A方式)◯
得点開示の得点:632/1000

各時期の勉強時間配分

高1・2

高校入学後は定期試験のたびに勉強するくらいだったが高1の夏ごろに志望校を一橋に決め、高1の1月から塾に通い始めて基礎固めに英語・数学の共通テスト対策の授業を受けた。高2になってからは二次試験の勉強にウェイトを置くようになり、塾での勉強も習慣化してきた。鉄道が趣味なので息抜きに丸1日鉄道で1人旅をすることもあった。

高3春〜夏

受験まで1年足らずとなったため、苦手科目の国語と向き合おうと現代文の記述問題の演習に力を入れ始めた。また、夏に東大の冠模試を受けることにしていたのでそこで東大受験生と張り合えるよう、英語と数学は最難関大の過去問に触れて実践力をつけていくことに努めた。

高3夏〜秋

夏休み中に日本史の通史を終わらせ、論述問題に手をつけ始めた。9月に東大模試の成績をみて英語と国語の記述力の低さを痛感し、一橋オープンに向けて今まで解いた記述問題の復習を徹底した。勉強が馬鹿らしく感じることもあったが、ラムネを食べることでリフレッシュしていた。

高3秋〜共通テスト

11月までは二次試験対策に集中していた。12月に入ってすぐの頃に力試しで私大の過去問を1年分ずつ解いたものの、英語の難易度の高さに圧倒され余計な不安感が生じてしまった。中旬ごろから完全に共通テスト対策に切り替え、理科基礎や倫理、政治・経済は問題演習を通して復習していた。

高3共通テスト〜二次試験

共通テストで目標を大きく上回る点数を取れたので安心感があった。学校が自由登校になったので塾の自習室が開いていない午前中は学校の教室で勉強していた。私大の過去問を織り交ぜつつ一橋の過去問をひたすら解き、特に日本史は最後の最後まで伸びるといわれているので気合いを入れて論述問題に打ちこんだ。

全体を通じて

塾に通うようになってからは、毎日学校からそのまま行って勉強していた。部活が週1で活動時間も短かったため高3になっても受験生になったという実感はあまり湧かなかったが、継続的に勉強することで着々と実力をつけることができ、自信をもって二次試験に臨めた。

M・Kさんの場合
M・Kさんの場合

プロフィール

     

学部:法学部
出身高校:東京・公立
社会選択科目:世界史・倫理、政治・経済
理科選択科目:化学基礎・生物基礎
共通テスト得点率:78%
共通テストリサーチ結果(河合塾):D
共通テストリサーチ結果(駿台):E
河合オープン判定:E
一橋本番レベル模試(東進、秋)判定:未受験
私大併願情報:
慶應義塾大学法学部政治学科×
慶應義塾大学商学部(A方式)〇
早稲田大学商学部(地歴公民型)×
上智大学法学部法律学科、国際関係法学科、地球環境法学科(共通テスト併用方式)〇
立教大学法学部国際ビジネス法学科(共通テスト利用方式6科目型)〇
青山学院大学法学部ヒューマンライツ法学科(共通テスト利用方式5科目型)〇
得点開示の得点:626/1000

各時期の勉強時間配分

高1・2

いろいろな大学のオンラインオープンキャンパスに参加し、各大学のイメージをつかんだり、自分はどの学部に興味があるのかなどを考えたりしていました。学校で志望校調査が行われる際は、高い目標として一橋を第一志望に書いていました。受験勉強を意識して高2の夏から塾に通い始めました。

高3春〜夏

第一志望を一橋から下げるかどうかの迷いが生じてきて、家族や学校、塾の先生と何度も話し合いをしました。一橋を受けるという決断をしたあとは、塾の講座も一橋の傾向に特化したものに絞ることができ、心身ともに負担が減りました。それでも模試の結果に落ち込むことが多かったですが、なんとか諦めないで頑張ろうと思って勉強をしていました。

高3夏〜秋

夏休みは、塾と学校の夏期講習でほぼ毎日埋まっていました。夏休みに特にやったことは、英単語の暗記と世界史の既習範囲の総復習と数学の基礎固めです。春に過去問を見たときには手が及ばないと思っていましたが、秋に解き始めると、時間をかければ解くことができると実感できるようになり、夏の成果を感じました。

高3秋〜共通テスト

秋からは一橋の過去問を週に1問程度解き始め、解答を書いたノートを塾の先生に添削していただいていました。9月から11月の日曜日には模試をたくさん受けていたので、なかなかまとまった復習時間を取ることができませんでした。そのため、自分で行う共通テスト演習は12月に入ってからやっとできるという感じで、正直なところ焦りが大きかったです。

高3共通テスト〜二次試験

共通テストの自己採点とリサーチの結果を見て厳しいかもしれないと思いましたが切り替えて前向きな気持ちで勉強をし始めました。学校も塾も授業が終わりやっと自分の時間が取れたので、これまで学習したことを総復習したり本格的に過去問を解いたりしました。過去問を解いた後は復習をし、疑問点は学校と塾の先生を頼ることで解消していました。

全体を通じて

現役生は模試でD判定が出れば可能性はあるという言葉を信じ、あまり悲観的にならずにとにかく前向きに勉強し続けました。

M・Tさんの場合
M・Tさんの場合

プロフィール

     

学部:法学部
出身高校:大阪・公立
社会選択科目:日本史・倫理、政治・経済
理科選択科目:化学基礎・生物基礎
共通テスト得点率:87%
共通テストリサーチ結果(河合塾):A
共通テストリサーチ結果(駿台):A
河合オープン判定:C
一橋本番レベル模試(東進、秋)判定:未受験
私大併願情報:
中央大学法学部〇
得点開示の得点:651/1000

各時期の勉強時間配分

高1・2

部活が平日は毎日17時まであり忙しく、学校で出される課題を終わらせることに精一杯で塾にも通いませんでした。この時期はまだ志望大学を決めていなかったので、受験対策などはあまりせずに、学校から指定された教科書や参考書、問題集を使って定期試験や実力テスト用の勉強をしていました。

高3春〜夏

6月中旬まで部活があったので、本格的に受験勉強を始めたのは6月下旬ごろでした。しかしなかなか志望校が決まらず、塾に通っていなかったこともあり受験勉強の仕方がわからなかったので、家で定期試験対策や高1・2年の復習をして過ごしました。周りの友人は大学の過去問を解き始めていたので焦っていました。

高3夏〜秋

志望校を一橋に決め、過去問を買って解き始めました。それまで二次試験で社会を使わない大学を目指そうとしていたので社会の勉強がもっと必要だと思いました。相変わらず塾には通いませんでしたが、自宅で過去問に触れ、合格するためには自分に何が必要かがわかり、足りない力を伸ばす勉強法や参考書を探しました。

高3秋〜共通テスト

学校の授業は半分以上が共通テスト対策になったので、学校で共通テストの勉強をして、家で二次試験の対策をするという勉強スタイルを作ることができました。この時期は模試が多かったので、結果を参考に解き直しに時間をかけました。冬休みに共通テストの過去問を2日間かけて本番と同じ時間割で解いてみるのがおすすめです。

高3共通テスト〜二次試験

学校は自由登校になりましたが、ずっと家にいると不安になってしまうので、平日は気晴らしのために毎日学校に行って教室で友人と自習したり、先生に二次試験の過去問の答案の採点をしてもらったりしていました。一人暮らしをするため、親と物件を探すことも勉強の励みになりました。

全体を通じて

受験のスタートダッシュが遅かったので周りと比べてあまり勉強できていないのではないかとよく不安になりましたが、自分が何をしなければならないのかを見極めて計画的に取り組むことが大切だと考えて勉強を進めました。また、学校の授業をよく聞いて自分の勉強に活かすことも重要だと思います。

飛ぶところ7
Y・Kさんの場合

プロフィール

     

学部:社会学部
出身高校:東京・私立
社会選択科目:日本史・世界史
理科選択科目:化学基礎・生物基礎
共通テスト得点率:78%
共通テストリサーチ結果(河合塾):E
共通テストリサーチ結果(駿台):E
河合オープン判定:C
一橋本番レベル模試(東進、秋)判定:C
私大併願情報:
早稲田大学文学部×
上智大学文学部〇
明治大学政治経済学部〇
立教大学法学部(共通テスト利用)×
法政大学法学部(共通テスト利用)〇
学習院大学法学部〇
得点開示の得点:596/1000

各時期の勉強時間配分

高1・2

苦手な数学を中心に勉強していた。当時は大学入試を意識した勉強よりも、定期試験で点を取るための勉強だった。この時期に数学の基礎的な分野を固めておけたのは、重要となる社会科目の勉強時間を後に確保できることにつながった。

高3春〜夏

部活との両立に苦しみながらも、日本史の記述対策を始めた。夜遅くに勉強することもあったが、睡魔に襲われた場合は戦わずに10分程度仮眠するなどして質の高い勉強を維持するよう心がけた。

高3夏〜秋

部活の引退後、一橋の二次試験に特化した勉強を始めた。国語の要約問題や文語文、英語の超長文など一橋独特の入試形式に慣れる練習をひたすら行った。また、過去問を5年分夏休み中心に実施し、できない分野を見つけることで今後の勉強計画の指針とした。塾にこもる日々が増えたが、友人と休憩時間に話すなどして気分転換した。

高3秋〜共通テスト

社会学部の共通テストの点数配分が18%であることを言い訳に苦手な共通テストから逃げていた。12月の中旬まで二次試験や併願校対策をしており、共通テスト勉強は十分には行えなかった。共通テスト1週間前に予想問題集に取り組み散々な結果に終わったが、おかげで吹っ切れ、共通テストが早く終わることを望む日々だった。

高3共通テスト〜二次試験

期待していなかった共通テストの自己採点は予想通り悪かったが、共通テストの勉強に時間を割かなくて良い(そもそもの共通テスト勉強量が少ないが)喜びで、二次試験対策のモチベーションがさらに上がった。過去問を英国数は20年分以上、日本史は50年分行い、試験本番を「合格する気しかしない」という異常な自信で迎えられた。

全体を通じて

一橋合格のためには、一橋専用の受験勉強が必要です。私の場合は一橋以外の大学に興味がなく二次試験対策を過度にした結果、共通テストには失敗したものの自信をもってリラックスしながら本番を迎えられました。自分に合った勉強形式を見つけてください。

飛ぶところ8
N・Iさんの場合

プロフィール

     

学部:社会学部
出身高校:福岡・公立
社会選択科目:地理・世界史
理科選択科目:化学基礎・生物基礎
共通テスト得点率:79%
共通テストリサーチ結果(河合塾):D
共通テストリサーチ結果(駿台):D
河合オープン判定:B
一橋本番レベル模試(東進、秋)判定:C
私大併願情報:
共通テスト利用・一般ともに出願なし
得点開示の得点:611/1000

各時期の勉強時間配分

高1・2

高1のときは運動部に所属しており、活動も比較的ハードだったので、部活が終わって家に帰ったあとはご飯を食べて寝るだけという生活を送っていました。部活から勉強への切り替えができず、学校の予習や課題もおろそかになっていました。その結果、一橋を志望しているとは思えないほどの成績を取るようになってしまいました。これに危機感を持ち、部活に対するモチベーションが下がっていたこともあって部活を退部しました。退部後は勉強に本腰を入れようと思い、放課後に学校で勉強するようになりました。その甲斐あって、2年生最初の校内テストでは学年順位が100ほど上がりました。2年生からは東大・京大・一橋を目指すクラスに入り、クラス平均を下回らないことを目標に勉強しました。

高3春〜夏

高3になってからは放課後や休日に学校の自習室で勉強するようになりました。この時期から共通テストや二次試験の対策に着手するということはなく、学校の授業を中心に学習を進めました。

高3夏〜秋

夏のはじめに予備校の夏期講習の一橋コースに通いました。英作文や世界史の論述をプロに採点してもらったことで、入試への意識が大きく変わりました。夏期講習や学校の補習があったとはいえ、9月の運動会に向けて練習で忙しくしていたので、勉強に全力を注ぐということはありませんでした。

高3秋〜共通テスト

公立高校だったので世界史の通史が終わったのは11月末でした。以降世界史は共通テスト対策に移行するとともに、近現代を中心に知識の定着を図りました。その他の科目も12月から学校で共通テスト対策が始まったのでそれに任せて勉強を進めました。社会学部受験者にとって最も重要となる理科基礎も共通テスト対策を始めたのはこの時期でしたが、過去問(本試・追試)と試行調査を解き切るには十分でした。年明け以降はほとんどの時間を理科基礎に費やしました。

高3共通テスト〜二次試験

共通テストでは、かなりの時間を費やしたのにも関わらず理科基礎で失敗してしまいました。ただ、なぜか二次試験で挽回できる自信があったので足切りさえ突破できればいいと考え、落ち込むことはありませんでした。共通テスト後は解放感に浸って、1週間ほどは放課後に友人と話したり遊んだりしていました。2月に入ると温存していた過去問にようやく着手し始めました。これまで一切過去問に着手していなかったことに加え計画をまったく立てていなかったおかげで、世界史の過去問23年分を2月で終わらせるという快挙を成し遂げました。国語は5年分、数学は2年分、英語は10年分の過去問を二次試験までに解きました。私大には共通テスト利用・一般入試ともに出願しなかったので、一橋に特化した勉強を進めました。

全体を通じて

私は計画を立てることが非常に不得意で、計画を立てなければいけないと自覚していながらもずるずると後回しにした結果、行き当たりばったりの勉強をする羽目になりました。少なくとも過去問を解き始める時期と解く年数は大まかに決めておくことを強くおすすめします。また、私は科目による得意・不得意の差が顕著なタイプでした。私の場合は高1の頃から数学が大の苦手だったのですが、数学から目をそらし続け、二次試験の数学もほとんど捨てることになってしまいました。私と同じように数学が苦手な社会学部志望は多いと思います。しかし、4教科しかないうちの1教科で得点を稼げないというのはかなりの損失になるうえ、数学が得意だと他の社会学部志望の受験生に差をつけやすいので、高1・2年のうちに苦手を克服しておくと良いです。数学に限らず、不得意な科目は手遅れにならないうちに克服を目指しましょう。

飛ぶところ9
H・Hさんの場合

プロフィール


学部:ソーシャル・データサイエンス学部
出身高校:東京・私立
社会選択科目:日本史・世界史
理科選択科目:化学基礎・地学基礎
共通テスト得点率:89%
共通テストリサーチ結果(河合塾):A
共通テストリサーチ結果(駿台):A
河合オープン判定:未受験
一橋本番レベル模試(東進、秋)判定:未受験
私大併願情報:
早稲田大学政治経済学部経済学科〇
早稲田大学法学部〇
早稲田大学社会科学部(共通テスト利用)〇
慶應義塾大学経済学部(A方式)〇
上智大学経済学部(共通テスト併用型)〇
得点開示の得点:763/1000

各時期の勉強時間配分

高1・2

中学はサッカー部だったが高校では帰宅部。中学入試以降勉学を完全に放棄していたため高校内で最下位争いを繰り広げていた高1終盤、親に強制で行かされた予備校の説明会で自分はもう手遅れなのではないかと焦り勉強することを決意。ここ以外最後まで勉強に親が介入することはなく自由放任されていた(関係は良好)。当時1日15時間以上スマホゲームをしていたが、無条件にやめるのは無理そうだったので別のゲーム機を買い、学校で友人とやるのと引き換えに封印。休み時間と放課後以外は学校のロッカーに封印し塾に行って勉強するように習慣づけた結果、学校平均程度まで成績が向上する。

高3春〜夏

高校の運動会の関係上、3〜5月終盤までは勉強時間ゼロ。全て終わって6月後半ごろになってようやく切り替えて勉強を始める。この頃は現代文・日本史がおもな得点源で、他は基本まともな点数の中、英語だけが依然壊滅状態のままであったが夏休みでなんとかなるだろうと逃げていた。当初は経済系志望でデータサイエンスは独学しようと考えていた。

高3夏〜秋

夏休みに入り序盤に英語が伸びない焦りや、ただ毎日塾の自習室にこもる変わり映えしない毎日に軽い体調不良も重なりモチベーションが激減する。夏休み序盤で数学の全範囲を総ざらいした結果一番の得意科目になる。英語から逃げるように歴史を暗記したため社会科目は大きく成長するも英語は結局改善しなかった。学校なしで鬱になりかけたこの時期のトラウマから、絶対に浪人したくないという意識を強く持つようになった。気晴らしはちょっと遠く(徒歩圏内)のご飯屋を探して遠征して夕食を食べること。

高3秋〜共通テスト

学校が再開してからはメンタルも安定し、英語は壊滅状態のまま他教科の頑張りでなんとか校内25%程度の位置に滑り込む。共通テスト1か月前から二次試験対策を中断し共通テストに全力を注ぐ。共通テストの英語は二次試験の英語とは違い、対策がものをいうので多めに時間を使う。二次試験用の数学はある程度仕上がっていたのであまりやらなかったが、今思うともっと共通テスト数学の対策を真面目にしておくべきだった。この頃、さらに全力で理科基礎と社会を詰め込み、またSDSの存在を知ったことで出願1週間前に第一志望をSDSに変更。親からは「やりたいようにやればいい」と快く了承を得る。

高3共通テスト〜二次試験

共通テストの点数報告とともに学校と塾に志望校変更を伝える。学校では素直に応援されるも塾では割と荒れる。併願は絶対現役の意志のもと早稲田政経・法・商・社学・文構、慶應経済(A)、上智経済に出願、早稲田社学の共通テスト利用が通ったため、商・文構は受験せず。一橋の過去問を共通テストが終わってから解き始めたため余裕がなく私大の対策は一切せず。早稲田法前日に過去問を見て古文・漢文が視界に入った瞬間軽く絶望しかけた。

全体を通じて

共通テストの対策は高2の頃から予備校の共通テスト模試が迫るたびに少しずつやっていました。特に理科基礎はあらかじめやっておくと直前で焦らなくて済むので良いと思います。共通テスト模試は良い共通テスト対策のペースメーカーになると思うのでできるだけ受験しましょう。高校で僕より順位が高かった同級生でも共通テスト模試を同日と直前しか受けてないような人はほぼ全員僕より低い点だったので、1年以上かけて対策するのは本当に効果的だったのだと思います。英語・数学は高3になるまでに絶対に固めておきましょう。私は数学は夏でなんとかなりましたが、正直中学入試の理科が得意で必要なパーツ(公式)さえ覚えてしまえばそのままある程度適切に展開できるだけの論理的思考力をその段階で身につけていたおかげだと思うので絶対におすすめはしません。(逆に中学受験で自分が大の苦手だった算数はどちらかというとひらめきとかが大事だったと思っていて、理科は苦手だったけど算数は得意だったみたいな人も「算数得意だったから数学もやればできるでしょ」のマインドは捨てておいた方が良いと思います。)英語に関しては前述の通り結局間に合っていません。にもかかわらず私大に落ちていないのは共通テストの点数が割と高かったことと、夏休みが終わった段階で文法を諦め単語だけ覚えて文中の単語から文章の言いたいことや流れをだいたい推測して国語力でなんとかしてただけなので、最後まで中学文法すらおぼつかない状態でした。英語は本当にかけた時間がそのまま点数につながる努力100%の教科だと思うので、これを見た今この瞬間から毎日コツコツと単語も文法も時間をかけて身につけていきましょう。絶対に逃げないこと。私は逃げました。現代文は物心ついた頃から本や活字が好きだったので特に勉強はしませんでした。高2で二次試験の演習を始めた頃から合格者平均の少し上くらいで大して点数変化はなかったと思います。古文・漢文は一橋二次試験にはあまり出ないのでそこまで労力をかける必要はないと思いますが、共通テストレベルはしっかり点を落とさないように対策しておきましょう。特にSDS志望は今年も足切り点が高めでこれからさらに上がる可能性もあると思うので完全に捨てるのはもったいないと思います。(特に古文は絶対に出ないというわけでもないので。)社会はSDSでは使いませんが自分は途中まで使う予定だったのでしっかり勉強していました。共通テストの社会は直前の1週間で20点くらいは上がりうる科目なので最後まで諦めずに暗記しましょう。

飛ぶところ10
K・Nさんの場合

プロフィール

     

学部:ソーシャル・データサイエンス学部
出身高校:神奈川・公立
社会選択科目:地理・倫理、政治・経済
理科選択科目:化学基礎・地学基礎
共通テスト得点率:89%
共通テストリサーチ結果(河合塾):B
共通テストリサーチ結果(駿台):A
河合オープン判定:B
一橋本番レベル模試(東進、秋)判定:未受験
私大併願情報:
早稲田大学政治経済学部経済学科○
早稲田大学商学部(数学型)×
慶應義塾大学経済学部(A方式)×
明治大学政治経済学部(数学型)○
明治大学政治経済学部(共通テスト利用)○
明治大学商学部(4科目・共通テスト利用)○
得点開示の得点:674/1000

各時期の勉強時間配分

高1・2

中学のとき内申点を気にして楽しめなかったので、高校は楽しむことに決めて、親にも勉強には口出ししないように言っていました。高2の秋までは数学だけ1日約30分、他の教科は定期試験前の1週間だけ勉強していました。高2の冬に入塾し、家で物理を受講したり、学校の時間を有効活用して数Ⅰ・Ⅱの復習を終わらせたりしました。

高3春〜夏

元々理系志望だったのでこの時期は物理・化学の勉強をしていました。塾や図書館などの静かな空間での勉強が苦手だったので、家で喋ったり歌ったりしながら勉強していました。体育祭の役職上、夏は時間がないことがわかっていたので、この時期に物理・化学は1周しておきました。

高3夏〜秋

6月に部活は引退しましたが、体育祭準備の関係で9月の中ごろまで、勉強時間は平日は1日1時間半、休日は7時間でした。まとまった時間が取れる時に問題演習、短い時間しか取れない時はその見直しや暗記をしていました。

高3秋〜共通テスト

12月ごろに志望校を一橋にして過去問演習に取りかかりました。かなり遅めですが、この学部は二次試験に社会がないので、数学以外は一橋特化でなくても大丈夫だと思います。12月20日ごろから地理の暗記と、過去問や塾の共通テスト対策問題を解きました。二次試験と共通テストは得意不得意が分かれるので、二次試験ができるからと言って安心しすぎないでください。私は国語で痛い目に合いました。足切りもそこそこ高いので油断しすぎないように気をつけてください。

高3共通テスト〜二次試験

私は基本的に塾ではなく一人で勉強していたので、それが原因かはわかりませんがこのあたりになるとやる気がなくなったりなどさまざまな問題が起こります。長時間の勉強が得意な人、苦手な人がいると思うので、他人との比較ではなく自分に合うことをしてください。私大の過去問演習などもする必要があるので、焦るとは思いますが1日で無理しすぎずに、毎日継続する方を優先した方が良いと思います。

全体を通じて

ソーシャル・データサイエンス学部は体感ですが学部生も7〜8割は高校で理系選択でした。数学の配点が大きいこともあって、数学が得意な人が一点突破型で受かることも実際あると思います。しかし、それで失敗した人も多く見ました。個人的には全体的にバランスよくできる人の方が、1教科ミスした時の精神的なダメージも少ないし受かりやすいと思います。本番は無駄なミスをしなければ、あとは今までの積み重ねと運次第です。