合格体験記

後期合格体験記

S・Iさんの場合

プロフィール

     

学部:経済学部
出身高校:東京・私立
社会選択科目:世界史
理科選択科目:化学・物理
共通テスト得点率:87%
共通テストリサーチ結果(河合塾):不明
共通テストリサーチ結果(駿台):不明
河合オープン判定:未受験
一橋本番レベル模試(東進、秋)判定:未受験
私大併願情報:
慶應義塾大学理工学部学問C〇、
早稲田大学先進理工学部情報生命工〇

各時期の勉強時間配分

高1・2

私は週6日活動する野球部に所属していたので、部活中心の生活を送っていました。ただテスト前の部活が休みになる期間には、テスト勉強を詰め込み型で行っていました。その際は、受験で大切となってくる英語と数学を中心に勉強していました。また高1冬に英検の勉強をし、英検準1級を取得しました。

高3春〜夏

高2の秋に野球部を引退したあとは、まず英語・数学の基礎固めに取り組みました。数学に関しては、基本的な解法を体得(≠暗記)することに取り組みました。英語に関しては、基本的な単語帳の暗記はすでに終えていたので、「某分厚い単語帳」に取り組むほか、英文解釈の参考書に取り組みました。

高3夏〜秋

夏からは英語と数学の演習中心の学習と並行して、理科の基礎固めにも取り組みました。また英語に毎日触れるべく、長文の音読に毎日取り組みました。二次試験のための実力養成を重視し特別な共通テスト対策はこの時期には何もしていませんでした。また演習を解きっぱなしにせず、しっかりと復習することを心がけていました。

高3秋〜共通テスト

12月ごろから第一志望の大学の過去問を解き始めましたが、量より質を大切にしました。また同時に、古典や世界史などの共通テストで使うものの対策が手薄だった科目の勉強も開始しました。年末年始は世界史の勉強をずっとしていました。年明けからは共通テストだけに注力し、予想問題をたくさん解いて、形式に慣れるようにしました。

高3共通テスト〜二次試験

第一志望の過去問演習に時間を割き、併願校の過去問は各校2年弱しか解いていないです。また演習して苦手な分野を見つけたら、その都度その分野を潰すように心掛けました。試験直前は睡眠を十分に確保することを意識し、メンタル安定のためにも学校で友人と一緒に勉強していました。

前期入試〜後期入試

前期入試終了後は、「なんやかんや受かってるだろ」と思い、達成感も相まって勉強のやる気が全く湧きませんでした。そういう訳で前期〜後期の間は、後期一橋の過去問は手に入れてはいたものの、前期不合格を知るまでまったく解いていませんでした。呑気にルミネtheよしもとに行って中川家とかを見ていました。合格発表を見て前期落ちを知り、その直後中島みゆきの「ファイト」を聴きながら号泣しました。この曲の歌詞は後期勢に刺さります。その後すぐに気持ちを切り替えて、後期一橋の過去問に取り掛かりました。例年後期一橋の英語の英作文は、前期入試の英作文と同じ形で出題されるため、前期一橋に受かった友人に連絡して一橋の英作文のコツを教えてもらいました。数学に関しては、第5問は数ⅢかⅠA・ⅡBの選択問題であり、数Ⅲを勉強していた人は数Ⅲの問題を選択する方が難易度が低くなる傾向がありおすすめです。結局入試までには2年分しか過去問を解けませんでしたが、入試本番は緊張も絶望もない案外落ち着いた気持ちで試験を受けることができました。

全体を通じて

前期に落ちてすぐに後期入試を受けるということは精神的に大変なことだと思います。でも前期に落ちたという運命を即座に受け入れて、後期入試に向けてわずかな時間ながらも準備をし、試験で全力を尽くすということはなかなか経験できない貴重なものだと思います。後期入試を控えてこれを読んでいるみなさん、これを読んでいる時点でもうすでに後期入試という次のチャレンジに向けて動き出しているので、きっと良い結果が得られると思います。最後まで挫けずに頑張ってください!!

S・Tさんの場合

プロフィール

     

学部:ソーシャル・データサイエンス学部
出身高校:東京・私立
社会選択科目:地理
理科選択科目:化学・物理
共通テスト得点率:87%
共通テストリサーチ結果(河合塾):E
共通テストリサーチ結果(駿台):D
河合オープン判定:未受験
一橋本番レベル模試(東進、秋)判定:未受験
私大併願情報:
慶應義塾大学理工学部〇
東京理科大学理学部物理A(共通テスト利用)〇

各時期の勉強時間配分

高1・2

野球部に所属していたので、平日に何時間も勉強する時間はなく、土日もほぼ一日部活で終わるような生活をしていました。そのため受験勉強などはほとんど考えず、英語と数学を定期試験対策を中心に勉強していました。

高3春

国語は古典を中心に、古いセンター試験の問題を解いて、自分の実力を確認していました。また、英語は過去問の形式に合わせた学習を始め、リスニングを中心に毎日少しずつ学習していました。勉強のメインはやはり数学・物理・化学でしたが、部活動や学校行事がとても忙しい時期だったので、勉強時間も特別長くはなかったです。

高3夏休み

物理・化学が全然形になっていないことに焦り、大慌てで毎日勉強していました。この2科目だけで勉強が終わっていた日もあったと思います。一方で、数学は短時間ながらⅠAⅡBを復習しており、自分の中で解法が整理されて得意分野になりました。国語と英語は二次試験の過去問をゆっくり進めていました。

高3秋

基本的に共通テスト対策を中心に取り組んでいました。二次試験の過去問は決めた時間に短時間で集中して行い、あとは共通テストの過去問や、それに向けた勉強をしていました。

直前期

二次試験と同じ時間に同じ科目の過去問を演習していました。残りの時間を使って、古い過去問で分野別の学習をしたり、発展的な問題集を解いたりしていました。過去問の解答用紙は全科目学校の先生に添削してもらっていて、理科の記述や英作文はそのおかげでかなり点数が伸びました。

前期入試〜後期入試

前期日程の手応えと過去問の出来を比べて、受かったとは思えなかったので、すぐ後期日程の勉強を始めました。しかし毎日ずっと勉強していたわけではなく、過去問1年分とその復習をして、夕方の5時くらいには1日の勉強を終えていました。残りの時間はネットフリックスを見たり運動したり、比較的のんびり過ごしていました。

全体を通じて

後期日程は難易度が高いように見えて、諦めずに勉強を続けるかどうかで、どんな人にでもチャンスがある試験だと思います。第一志望の試験を終えた後に、それに失敗した前提で、しかも周りが遊び始めているなか、さらに2週間勉強を続けるのはとても孤独でしんどいです。しかし、このたった2週間でこんなにもいい大学に入学できるので、後期試験は非常にコスパのいい入試形態だとも思います。ぜひ諦めずに挑戦してみてください。