地方生向けアドバイス

試験前日・当日の過ごし方

M.Hさんの場合

私は新潟に住んでいたので、試験前日の夕方ごろに東京に着くように新幹線で行きました。一橋には行ったことがなかったので、ホテルから大学までの行き方の確認も含めて下見をしました。実際に大学を見たことでモチベーションが上がったことを覚えています。ホテルは立川で取りました。ホテルの予約が10月と遅かったため、あまり空室が残っておらず、喫煙可能な部屋となりました。下見の後はホテルで勉強する予定でしたが、タバコの匂いが思ったよりもきつくて集中できず、たまたま空いていた禁煙の部屋に替えていただきました。地方生の方は自分の条件にあったホテルを早めに予約するのをおすすめします。その後、ホテルでお弁当を食べて、自分が苦手なところの最終確認をして23時ごろに寝ました。

1日目の朝は6時に起きて、ホテルで朝ご飯を食べました。ホテルの朝食バイキングには受験生が多くいて緊張しましたが、良い刺激になったと思います。その後ホテルで少し勉強して、開場時間に大学に着くようにホテルを出ました。試験が始まるまで自分が間違えた問題を確認していましたが、緊張で頭に全然入ってこなかったことを覚えています。ですが、試験が始まると冷静に問題を解いていくことができました。また、休憩時間の使い方をあらかじめ決めていたので、ペースを崩さずに1日目は乗り切れました。終わった後はホテルに戻り、夜ご飯を食べて過去問を確認した後、23時ごろに寝ました。

2日目も1日目と同じように過ごしました。スーツケースがホテルに預けられたのが便利でした。日本史が分からなくてパニックになりかけましたが、他の科目でカバーできると自分に言い聞かせて頑張りました。試験が全て終わった後は、解放感というより疲労感が強かったです。もう1泊せずに新潟に帰る日程にしたことを強く後悔しました。行きは必死に勉強していたところを勉強せずに帰っていくのが新鮮でした。

A.Tさんの場合

試験前々日から都内にある姉の家に泊まっていました。私が一橋を受験したのは後期試験で試験対策のための時間に余裕がなかったため、家に着いてから試験本番までの間、睡眠と食事を除いて勉強しかしていませんでした。そのため下見には行っていません。前日の1日で英語は2, 3年分、数学は前期と後期合わせて5年分ほどの過去問を解いていたと思います。勉強中は、前期試験に落ちてあとがなかったこともあり、不安や心配というよりも焦りで心がいっぱいでした。寝る直前まで勉強し、23時半ごろに寝床についたのですが、布団の中で翌日の試験についてあれこれ考えてしまい、結局1時間ほど眠りにつけませんでした。

翌朝は6時半ごろに起き、少し早めに出発しておこうと思って7時半過ぎには家を出ました。電車での移動中はずっと単語帳を見ていました。緊張のせいか車内でおなかの調子が悪くなり、三鷹駅で途中下車するというハプニングが起こりましたが、幸い出発が早かったので試験には間に合いました。試験会場に入ってからもぎりぎりまで単語帳を見ていました。とはいっても試験前の緊張で全然頭に入っていなかったと思います。午前に受けた英語は感触がよく、自分でも満足がいく形になりました。英語が終わって昼休みに入り、昼食を食べたあと大学構内の散策をして疲れた頭を休めました。何も考えずに、ぼうっと歩いて気がついたら構内を3周ほどしていました。もともと散歩は好きだったのですが、今思えば同じところを何度も歩いていた自分は本当に疲れきっていたのだと思います。午後の数学も、数学が得意でないにしてはよくでき、30分ほど残して解き切ることができました。

試験終了後、受験が終わった安堵と解放感に包まれたまま、東京駅まで行って姉と夕食を食べました。受験勉強という重圧から解放されたためか、姉との会話ははずみにはずみ、久しぶりに心から大笑いしました。そのまま新幹線に乗り、その日のうちに地元に帰りました。