こんにちは!商学部2年の牛タンです!
一橋祭では毎年多くの学術系企画が開催されています。講師を呼んだ講演会形式、複数の登壇者による対談形式や展示形式など、その形態はさまざまです。その中から一橋祭運営委員会が主催する企画に絞ってまとめる「一橋祭学術系企画紹介」を今回から3企画5回にわたってお送りします。
今回は第1弾ということで、「五学部合同公開講義」の紹介です!
まずは今年度の実施概要から。
開催日時:11月22日(土) 10:30~13:45
開催場所:西キャンパス本館3F 31教室
続いて、本企画の詳細に迫っていきます!

↑今年の企画場所である31教室で行われている本企画の様子
五学部合同公開講義は、一橋に設置されている商学部・経済学部・SDS学部・法学部・社会学部の全五学部から1名ずつ教授をお呼びし、模擬講義を行っていただく企画です。近年では全学部共通のテーマを一つ設け、五学部それぞれの視点からテーマに沿った講義を行っていただく形式になっています。一橋大学の学内生はもちろん、学部選びや入学後の学びの参考にしたい受験生にも大好評の企画です✨
参考までに、直近5年のテーマを以下に紹介します。
2020:オリンピック
2021:コロナ
2022:SDGs
2023:宇宙
2024:ことば
そして、気になる今年のテーマは……「倫理」!
人文科学の代表格である「倫理」というテーマに対して、社会科学の殿堂たる一橋大学の教授陣がどのようにアプローチするのか見物ですね。
続いては、先生方のご紹介と講義内容の紹介です!
各学部それぞれの切り口から倫理をひもとく魅力的な講義が目白押しです👀
【商学部 田中一弘教授】
表題:「倫理は儲かる」のか?—義と利を弁える—
概要:よき企業者は「儲かるから倫理を実践しよう」とは思いません。「倫理の為なら儲からずとも仕方ない」とも言いません。では、どう考えるのか。鍵は、「論語と算盤」の渋沢栄一も説いたように、義(倫理)と利(利益)の区別にあります。
【経済学部 井伊雅子教授】
表題:日本の予防医療が抱える深刻な問題とは何か:倫理と費用対効果から考える
概要:人は確実性を求める。特に医療や予防の効果を明確に知りたがるが、経験のある医療者でも正解を持たない場合は多い。不確実性のもとで賢い意思決定をするために我々はどうしたら良いのだろうか。一緒に考えてみたい。
【SDS学部 清水千弘教授】
表題:人と機械との分業: AIと共存するための倫理を考える
概要:AIは補完的なパートナーです。人間の創造性とAIの計算力を分担することで、効率性と公正性を両立できるのでしょうか。人と機械が共存する未来を描きつつ、人間として、そして機械としての倫理について考えます。
【法学部 安藤馨教授】
表題:法の理念:正義と権利の概念
概要:本講義では、正義という道徳的理念の特徴を(しばしば慈善と対比しつつ)概観し、正義と権利の関係、また我々に一定の行為を要求、禁止、許可するもの(=規範)の束としての法と正義の関係について考える。
【社会学部 井頭昌彦教授】
表題:「〜すべきだ」と簡単に言うけれど。
概要:人を傷つけてはいけない、約束は守るべきだ等、我々の日常には倫理的な意味で《すべきこと》《すべきでないこと》が溢れています。この講義では、そうした《べき》が学術的にどう扱われているかをみつつ、少し深掘りして考えてみます。
気になる講義はあったでしょうか。どの講義も興味を惹かれますね!
以上、【一橋祭学術系企画紹介】Vol.1「五学部合同公開講義」編でした!
【11月22日(土)10:30】に【西キャンパス本館3F 31教室】へぜひ足を運んでみてください!
昨年度の一橋祭で開催された本企画の詳細や様子をまとめた記事のリンクは以下です。参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!第2弾で紹介する学術系企画もお楽しみに!