附属図書館では、特別展示「山中篤太郎とその時代 : 高度経済成長期の一橋大学ゼミナール」を開催します。
山中篤太郎（1901-1981）は、戦後日本を代表する経済学者です。また教育者として、高度経済成長さなかの1959-61年には第3代一橋大学学長を務めました。科学技術の発展が最優先される時流の中で、人文社会科学の役割を重視した山中は、総合大学である本学の社会的責任の再確認を訴えました。そうした山中の教育指導を受けた学生たちは幅広い分野で活躍し、日本社会を第一線で支えてきました。
本展示では山中の直筆史料から学問と信念の真髄に迫るとともに、学生の研究報告などの教育関係史料を通して当時の本学の活気ある教育風景を辿ります。