【一橋生直伝】大学デビューの極意

はじめに

皆さん、やっはろ〜! 一橋大学一橋祭運営委員会の2年生委員を務めているスカイリーンと申します。この記事が掲載されている一橋祭WEBマガジン、凄いことにレベルの高い、合格点を超える記事をオールウェイズ掲載しているんですね。この記事も負けないくらい面白い記事になること間違いなし! なので、最後までお読みいただけると幸いです。ちなみにこの記事は高校生男子を対象に書いていますが、読んでいただける方全員が楽しめる記事を心がけておりますので、ぜひ高校生も、それ以外の方も読んでいってくださいね。それじゃ、いきますよ〜!!!

お前もキラキラ大学生にならないか?

皆さん、早速ですが「大学デビュー」したいですか? したいですよね?その気持ち、非常によく分かります。大学に行ったら充実した、まさに王道を征くようなキラキラした大学生活を送りたい……。毎日誰も知らないところで過酷な受験勉強をしていたら、こんな頭の悪い願望を一度くらい抱くものです。そんな迷える子羊のために、この記事では大学デビューの仕方を懇切丁寧に解説していこうと思います。

急にめちゃめちゃ恥ずかしくなってきましたが、なるべく羞恥心には気づかないふりをしながら一気に書き連ねていこうと思います。

ただ、大学デビューをしたいといってもどの程度はっちゃけていいのか分からない……そんな高校生、多いのではないでしょうか。そこで実際の一橋生がどの程度の大学デビューを試みたのか、完全な主観ではございますがお届けしていこうと思います。ただ、これって私の感想ですし、なんかそういうデータがあるわけではないのであしからず。

1%  ど金髪、赤髪、ピアスとか。要は派手派手なパヤパヤ系。
15%  とりあえず茶髪に染めてみたり、パーマをしてみたり。
60%  髪染めたりパーマしたりはしないけど、とりあえず清潔感ある服を着て髪を整える。
24% 高校の頃からなんら変化なし。

ざっとこんな感じ。ご覧の通り、意外と派手派手なパヤパヤしたクラブでウェイとかやってそうな見た目の人って少ないんですね。でも大体こういう見た目の人は大学デビューの匙加減をミスってやりすぎた人です。無理をして見た目を頑張りすぎると周囲の人は話しかけにくくなります。かといって中身は何ら高校の頃と変わっていないので自分からは話しかけられず、友達ができなくなります。詰みます。怖いですね。自信がない方はここまでするのはやめた方がいいです。最初はちょっとパーマをかけたり、派手すぎない髪色に染めるあたりが無難でしょう。あとは「この前下北行ったときさあ〜」とか「最近ワックス変えたらさ〜」とか言っておけばいいんじゃないでしょうか。入試終わりの3月に初めて下北沢に行ったとしても、ワックスを使い始めて2か月だとしても、これらの発言は全く嘘にはなりません。自分に嘘をつきたくない人は上手く言葉巧みに相手を騙していきましょう。大丈夫。大学デビューのハリボテが崩れた頃にはもう気が置けない友人になっていることでしょう。

絶対やめろ! NG言動集

皆さん、ここまでで何となく大学デビューに対してイメージを持ててきたのではないでしょうか。でもまだまだ油断はできません。ここからはやっちゃいけない言動を見ていきたいと思います。ちなみに全然体験談とかではないです。

1.イキる

イキるのはやめてね、言うまでもないです。多少自分を大きく見せるくらいは全然問題ないですが、やりすぎは禁物です。あと、よく「大学デビュー=イキリ」だと勘違いしている人がいますがそんなことはありません。大学デビューとはいわば「自己実現の機会」なのです。アメリカの心理学者マズローの提唱した欲求5段階説によると、自己実現、つまり思い描く理想の自分イメージとの同一化を果たそうとする欲求は人間の持つ欲求で最も高次のものらしいです。僕の場合は、承認欲求を満たしたいとか、モテたいとか、そんな気持ちは一切なくただ理想の自分を追い求めただけなので、まさしく自己実現ですね。皆さん僕を見習ってください。僕はすごいんです。僕を褒めてください。

2.過剰に自分を卑下する

これもいけません。自分を卑下すると見栄を張らずに済むので安心してしまうんですよね。ついついやってしまう気持ち、非常によく分かります。ただ、自らハードルを下げることは成長する機会から逃げるのと同義です。自分は大したことないと言うことで大学デビューに失敗した際の保険をかけてしまっているんですね。しかし保険をかけた安心感により、失敗してもいいやという甘えがどうしても出てしまいます。厳しいようですが、過剰に自分を卑下するのはやめておきましょう。

古代ギリシアの哲学者アリストテレスが「ニコマコス倫理学」の中で「中庸」という考え方を紹介しています。中庸とは「極端ではなく穏当であること」を意味する言葉です。勇気が無謀と臆病の中庸であるように、大学デビューとはイキリと卑下の中庸です。どちらかに偏りすぎないように心がけましょう。

3.ネットスラングを多用する

これは許されないと思います。なんてったって大学デビューと言ったらいかに汚れたネット文化から足を洗うかにかかってますからね。世間は許してくれません。大学生活の序盤、中盤、終盤隙がなく充実した生活を送りたいのなら間違っても使わないようにしましょう。通じなくて解説を求められると本当に地獄らしいです。知らんけど。ただ、ネットスラングの中には日常生活で使っても問題ないものもあるみたいなので、自分が使った言葉がネットスラングではないか常に注意を払いながら言葉を選びましょう。その言葉がネットスラングかもしれないと思ったら喋らないほうがいいです。黙っておきましょう。

まとめ

ここまでの話をまとめると、「ほどほど見た目に気をつかって、ナチュラルな感じを醸し出す」ことが大事です。明るい自分をインストールするというよりは、自分がもともと持っていた明るい部分を大げさにするって感じでしょうか。コロナ禍を経て大学生のあり方も少し変わってきたようで、ウェイ系大学生はその数を減らしつつあるように感じます。ウェイ系になることが大学デビューのゴールではありません。自分なりに「こんなもんか」と思えるところまでいければいいんじゃないですかね。どんな服を着ればいいのか、とかどんな髪色にすればいいのか、などのテクニックはYouTubeを見れば腐るほど出てくるのでそちらを参考にしてください。まあ信憑性に欠ける情報もあると思うので、わからなかったら服はマネキン買いをして、髪の毛は美容室に行って「おまかせで」といいましょう。僕はそうしました。

おまけ・ワンポイントアドバイス

ドラマを見る

大学生は皆ドラマを観ます。関心が無くても軽く観ておきましょう。出ている俳優の過去出演作品とかを言っておけばそれっぽくなります。会話の際は「マジ泣いた〜」とか「それな〜」とか言っておけばいいでしょう。大学生の話の8割は相手の共感なので、意外と乗り切れます。

アイコンを自分の後ろ姿にする

なんか雰囲気が出ます。自分の顔をアイコンにするのは抵抗感があると思うので、後ろ姿とか横顔とかにしておきましょう。あとは風景とか動物アイコンとかもいいんじゃないでしょうか。

座右の銘を決めておく

大学のファーストコンタクトでは高確率で座右の銘を聞かれます。あらかじめ考えておきましょう。おすすめは「雲外蒼天」と「我武者羅」と「背水の陣」です。座右の銘は選ぶものなのか? と思うかもしれませんが、冒険の相棒を見ず知らずの博士に勝手に3択に絞られるよりはずっとマシです。

Googleマップの検索履歴をオシャレな店にしておく

友達とご飯に行く時にGoogleマップをよく使うのですが、検索履歴をうっかり見られてしまうことがあります。その時の対策として、オシャレなお店を検索履歴に入れておくと良いでしょう。

おわりに

最後までお付き合いくださりありがとうございました。大学デビューとかいう俗っぽさマックスのお題に対してよくここまで書けたな〜と自分でも感心してます。万人が読みやすい文調を意識しましたが、読みにくい部分もあったかもしれません。素人ライターなので、そこもご愛嬌ってことにしておいてください。もしかしたらもう一度くらい記事を書くかもしれないので、また会いましょう! それではこのあたりで、ばいば〜い。