田舎産委員の東京体験記vol.2 ~池袋とか編~

はじめに

皆さんどうもこんにちは。経済学部1年の田舎産委員です。わざわざこんな記事を見に来るとは随分物好きなようで。今回の記事の内容は、東京体験記の第2弾。先日僕が池袋・原宿・渋谷辺りを徘徊してスイーツを食べて回った時のお話をしていこうと思います。第1弾である前回は受験のために初めて東京に来た時のエピソードを書いているので、まだお読みでない方はぜひそちらを先にチェックしてもらえると嬉しいです。

ますは謝罪を。

旅行の話をする前に、僕は皆さんに謝らなければなりません。第1弾を読んでくれた皆さんはすでに違和感を感じているかもしれませんね。そう、僕は前回、次回以降は田舎者の僕の目から見た東京の各街について書いていこうと思っていると書いたのです。実際僕の予定ではこの第2弾は「池袋編」になる予定でしたし、きっと読んでくださる皆さんの多くもこうして1つの街について書いていく記事を期待していたのではないでしょうか。

では、なぜ実際にはそうならなかったのか。理由を一言でいうならば、まだまだ僕は都会人への造詣が浅かったといったところでしょうか。きっとこの一言だけでは何を言っているか分からないと思いますが、前置きもかなり長くなってきましたし、詳しくは本編の中で説明していきましょう。

朝・当然の如く遭難

皆さんの中には、こう思っている方もいるのではないでしょうか。「田舎者が都心に行くなんて、遭難して死んでしまうのではないか?」と。ご安心ください。僕もそこまでの馬鹿ではありません。ちゃんと己の分はわきまえています。今回は遭難対策として、生粋の都会っ子を含めた5人の友人を随伴者として捕獲して来ました。これで安心……と言いたいところですが、まあ見出しを見てもらえば結果はわかりますよね。

事が起きたのは池袋駅でした。僕は前回にも書いたように大学近辺に棲息する下宿生ですので、実家に暮らす生粋の都会っ子随伴者たちとは住む街が大分離れています。そのため我々は現地池袋に集合場所を決めた――というか決めてもらいました。随伴者たちに指定されたのは「北改札」。もうお分かりでしょう。当然のように迷いました。頑張って歩き回って北改札を目指したのですが、結局来たホームまで一度戻るようにとの指導が入り、挙句の果てにそのホームまで戻ろうと彷徨っている間に随伴者による捜索隊に捕縛されました。捕縛後も随伴者たちは改札を出てる出てない云々、路線が云々と話していましたが、普通に何を言っているのか分かりませんでした。多分言われたとおりに動けない僕の事を貶していたのでしょう。

ただ一つ言い訳させていただきたい。僕とて改札集合でなければきっと迷っていなかったのです。「〇〇というお店集合」と言われれば僕は自力でたどり着けた自信があります。現代はアプリなどの道案内サービスが充実していますから、いくら僕が田舎者といえどもこれらを活用すればお店まではたどりつけます。ですが、駅構内となると話が違うんですよね。「池袋駅北改札まで」と伝えても案内してくれるアプリはありません。いや、あるのかもしれませんけど僕は知りません。ゆえに僕は迷ったのです。でも都会人たちはみんな迷わず集合できてたんですよね。僕と彼らの間にはいかなる差があるのでしょうか。

そんなことを考えながら、とりあえず噂に聞いていたいけふくろうの写真だけ撮り、そのまま駅を後にしました。

順調な旅路・池袋編

とまあこうして散々に迷って始まったこの日でしたが、ここから先は驚くほどに順調でした。都会人たちのまあ優秀なこと。僕ならば曲がり角のたびに狼狽えるであろうような道をするすると進んでいき、あっという間に最初の目的地のパンケーキ屋さんに到着します。開店より若干早く着いて整理券をもらった我々でしたが、その後間もなく開店し、無事席へと案内してもらえました。

何を隠そう、このパンケーキこそがこの日の主目的です。映画館すら最速で2時間かかる我が故郷。当然ながらパンケーキ屋さんなどあるわけもございません。そんな僕がパンケーキ屋さんに行ってみたいと騒ぎ立てた結果始まったのがこの池袋行だった訳です。

そうこうしているうちにパンケーキが出てきました。人生初のパンケーキにテンションが爆上がりする僕。典型的な都会JK(偏見)のように写真を撮り、県内の大学に進学した友人に自慢しようとInstagramに投稿しました。その後あまりのおいしさに感動したということも付記しておきましょう。

その後も池袋のサンシャインシティに向かい、地元にはなかったキャラクターショップやら何やらを見て回ります。個人的には、入って少ししたところにあったポケモンの像がたくさんある広場が一番テンション上がりましたね。年甲斐もなくはしゃいで、きゃっきゃしているちびっ子たちの間を縫って写真を撮りました。ちなみに写真に写っているよくわからん青いのが僕です。

想定外

……と、ここまでは僕の予想通りの展開でした。遭難したり思った以上に楽しかったりと多少の誤算はありましたが、それでも大枠は外れていません。ですが、ここで大誤算が起こります。これこそが冒頭での謝罪につながったのです。

もったいぶらず話しましょう。僕の大誤算、それは都会人のフットワークの軽さでした。サンシャインシティを一通り回った僕たちでしたが、その後彼らは信じられないことを言い始めました。あろうことか、原宿に行こうと言い出したのです。僕は耳を疑いました。ここにこそ大きなカルチャーショックがあったのです。

僕の地元の人間にとって、遊んでいる最中に別の街に行くというのは考えられない事でした。汽車は1時間に1本レベルでしか走っていませんし、そもそも大きな街と街の間も数時間かかる距離です。そんな環境であった以上、一度その街に遊びに行けばそのまま丸1日楽しんで帰るというのは当然の常識でした。ですが、この常識は東京には通じないのです。電車は5分に1本ペースで走っていますし、遊び場所に困らない大きな街は10kmにも満たない短距離で隣接しています。

とまあそんなわけで、この記事は「池袋とか編」に改名されたわけです。

ということで原宿編

そんなこんなでやってまいりました原宿。この辺りから僕はもう何もわからなくなり、随伴者たちの案内のままに移動しています。実際何も知らない僕が考えるよりも彼ら有識者たちのおすすめスポットに行った方が楽しいんですよね。そんな言い訳をしつつ子鴨さながら随伴者たちにぴったりくっついて歩いていました。

きっと東京有識者の皆さんはさっきの写真から察していたのでしょうが、原宿に来て一番に行ったのは明治神宮でした。ここについては言葉で語るよりも写真を見てもらった方がいいでしょう。

圧巻ですよね。残念ながら僕の文才ではこの光景にこれ以上のキャプションは付けられないので、皆さんもぜひ自分の目で見ていただきたいと思います。

お参りの後、帰りにせっかくなのでおみくじを引いてみました。明治神宮のおみくじって、〇吉とかで出てこないんですよね。代わりに和歌が出てくるんです。

こんなのが出てきました。僕は和歌には詳しくありませんが、とりあえず人の話を聞けってことらしいです。耳が痛い。

明治神宮を堪能した我々一行。次の目的地は竹下通りだそう。もちろんここも楽しかったんですが、あんまり書けることがないんですよね。とりあえず人が多くて田舎者の僕には怖かったです。ここで飲んだスムージーがとてもおいしかった。ちなみにスムージーも人生初。

さらに乗っかる渋谷編

正直に言いましょう。この辺りからはもう疲れてました。もやしっ子の僕にはちょっと日差しが強すぎたし、そもそも人生初〇〇を一日に経験しすぎです。しかし随伴者たちは違います。彼らにとってはここまでの街も勝手知ったるもので大した疲れもありませんし、少しでもお上りさんの僕にたくさんの経験をさせてあげようと色々なところを回ってくれます。というわけでやっていきます渋谷編。僕はよくわかっていないんですが、この記事を書きながら調べた感じ、原宿と渋谷って近いんですよね? そういうわけで、原宿から渋谷までは歩いて移動。全然地理が分かっていないのでこれが原宿なのか渋谷なのか通り道の別の街なのか分からないのですが、なんかすごくきれいな屋上風の道を歩きました。ここってどこなんですかね? とりあえずきれいだったので記念に写真を撮りました。

そしてその後。先述の通り、僕はもう何も考えずに随伴者たちの案内に従っていたので施設の名前とかは分からないのですが、とりあえずパフェと夕飯を食べました。他にもいろいろなところに寄ったんですが、残念ながら僕のスタミナ切れで写真がロクに残っていないのでこの記事には書けません。本当にごめんなさい。とりあえずニュースで見ていた渋谷スクランブル交差点を生で拝めたのが嬉しかったです。

終わりに

今回の記事はこれで終わりです。いかがだったでしょうか。想定よりずっと長い記事になってしまいましたが、ここまでお読みいただいた皆さん、ありがとうございました。後半僕のスタミナ切れでかなり駆け足の内容になってしまいましたが、お楽しみいただけていたら幸いです。次回もそう間を開けず投稿する予定ですので、よければまた読みに来てくださいね。それではまたどこかで。